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はたらかないで、たらふく食べたい 文庫

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「おまえは使えるなといわれてホメられたらすこしはうれしい。だけどそんなことをしていたら死ぬまでこきつかわれてやりたいこともできやしない」。使える奴隷よりも、囲われた家を捨て、野に放たれた豚になりたい。高群逸枝、伊藤野枝、一遍上人、幸徳秋水、イソップ物語…。呪縛から解放される爆笑社会エッセイ。豚はわたしだ!文庫化にあたり約50頁増補!


目次

キリギリスとアリ―はたらくこと馬車馬のごとく、あそぶこと山猿のごとし
切りとれ、この祈る耳を―耳切り一団
3・11になにをしていたか?―とうとう江戸の歴史が終わった
豚小屋に火を放て―伊藤野枝の矛盾恋愛論
甘藷の論理―うまい、うますぎる!
地獄へ堕ちろ―ヘイトスピーチか、それともスラムの念仏か
他人の迷惑かえりみず―心得としての高野長英
お寺の縁側でタバコをふかす―大逆事件を旅してみれば
豚の足でもなめやがれ―もののあはれとはなにか?
大杉栄との出会い―赤ん坊はけっして泣きやまない
ヘソのない人間たち―夢をみながら現実をあるく
反人間的考察―歴史教科書としての『イングロリアス・バスターズ』
豚の女はピイピイとわめく―老荘思想の女性観
だまってトイレをつまらせろ―船本洲治のサボタージュ論
シカ人間の精神―危機のときほど、遊んでしまえ
魂をたがやすな―超絶!悶絶!沖縄旅行
はたらく女性は、方向音痴―地図はなくても歩いてゆける
ほどこしをしたら、こん棒でうて―プレゼントの思想

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