は、books.lighthouse@gmail.comまたはお問い合わせにて承りますのでお気軽にどうぞ。
(支払い方法:クレジット/銀行振込)
売上冊数1点につき10円を子どもが本を買うために自由に使える「ちょきん」に充てています。
詳細はABOUTページにて。
紙の本が読みにくい状況にある場合などにご利用ください(現時点ではKindleのみですが)
-
わたしは思い出す
¥3,500
大地震後の11年を生きた、 ひとりの女性の育児日記。 その再読から始まる 30万字超の追憶の記録。 〈震災〉ではなく〈わたし〉を主語にする、 想起と忘却の生活史。 – 仙台市の沿岸部に暮らすかおりさん(仮名)は、2010年6月11日に第一子を出産しました。彼女はその日から育児日記をつけ始めます。そんな矢先、あの大地震が。 彼女はその後も手書きの日記を綴り続けました。1日の終わりに、ひとりだけのダイニングで。言葉を発した日。ぐずって泣き止まない日。留守番を任せた日。 地震から10年後。彼女は日記を再読し、語り始めます。 ––––––––––––––––– 『わたしは思い出す』特設サイトにて試し読み公開中 https://aha.ne.jp/iremember/ ––––––––––––––––– 人は、経験していないことを、 どのように経験できるのか──。 私(わたくし)の記録と記憶のアーカイブ・プロジェクト「AHA!」による、記録集『はな子のいる風景』(2017)に続くあたらしい編書。2023年1月11日発売。 *AHA!による出版レーベルの試みのひとつとして、書籍刊行後に本書のすべてのページはウェブサイト上にて公開する予定です(写真やテキストの一部は、書籍のみに掲載される場合があります)。 – 書誌情報 『わたしは思い出す I remember ─ 11年間の育児日記を再読して』 発行|2023年1月11日 仕様|W110×H160 / 並製 / 832頁 企画|AHA![Archive for Human Activities /人類の営みのためのアーカイブ] 取材・編集・執筆・構成|松本篤(AHA!) デザイン|尾中俊介(Calamari Inc.) 編集|阿部恭子、奈良歩、水野雄太(AHA!) 撮影|水野雄太、松本篤 協力|仙台市、せんだい3.11メモリアル交流館(公益財団法人仙台市市民文化事業団)、デザイン・クリエイティブセンター神戸[KIITO] 発行元|remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織] 価格|3,500円(税込) ISBN978-4-9910760-1-5 – ◯『わたしは思い出す』発売開始に寄せて https://note.com/aha_2005/n/nc223749b0948 ◯『わたしは思い出す』の6つのアプローチ https://note.com/aha_2005/n/nf3dc8099e7b3 ◯あなたの《わたしは思い出す》 https://note.com/aha_2005/n/nbcde1f961ee6 – >> 本書の最新情報をnoteで随時更新しています https://note.com/aha_2005/m/m62982cace01f – *本書は、せんだい3.11メモリアル交流館、および、デザイン・クリエイティブセンター神戸にて開催された展覧会『わたしは思い出す』の内容に、新たな要素を加えて再構成したものです。
-
おぺん選書便(3冊/5500円くらいのやつ)
¥5,500
本3冊+lighthouseロゴトートバッグ1つのセットです。 本3冊でだいたい5500円(税込)くらいになるように選書します。 設定金額に届かない分をトートバッグで吸収するスタイルです(トートバッグ単体は1000円+税で販売中)。 備考欄に ・トートバッグの色(ナチュラル/ネイビー) ・読みたいジャンルやテーマ(3つまで) ・くわえてNGのジャンルやテーマ、作家などがあれば(これは読みたくない!というものを知れたほうがありがいもので……) ・そのほか細かい希望があれば遠慮なくどうぞ あたりをご記入ください。 この本は入れてくれ、という「注文」もなんなりと。 そのほか質問などあればお問い合わせくださいませ。 *1万円選書のサービス「ブックカルテ」にも参加していますので、そちらのご利用も大歓迎です https://bookkarte.com
-
差し出し方の教室
¥3,190
あなたの想い、届いていますか? その距離を越えるのは一匙(さじ)の慮(おもんぱか)り。 「人が本の場所に来ない時代」に「人がいる場所へ本を持っていく」仕事を積み重ねてきたブックディレクターが、選書以上に大切にしてきたこと――それは選んだ本をどう差し出すのかということ。そして、これまでに重ねてきた仕事から、同じ「もの」や「こと」でも差し出し方によって、相手への伝わり方が変わるということに気がつきました。 小売店舗で売られる商品も、ダンスフロアに流れる音楽も、観光地の名産品も、自らが愛してやまない「それ」を確かにそこにいる小さな一個人に向けて、「らしく」伝える方法に頭を悩ませる人は多いはず。コロナ禍で遠のいた人との距離にますますその想いを深めているのではないでしょうか? そこで、各界の差し出し手の元を訪ね、距離を越えて届けるためのヒントを探りました。さらに、これまでに著者が手掛けてきた仕事を振り返りながら、様々な場所での多様な本の差し出し方も紹介しています。 目次 第Ⅰ部 様々な「差し出し手」に会いに行く ◎1時間目 博物館での差し出し方 (東京国立博物館学芸企画部 上席研究員 木下史青さんの場合) 光の差し出し方/状況との出会い方/無意識に訴える 【対話の後で】 「空間」と「情報」の整理からものの伝達は始まる/「自由に見てね」の裏側にあるもの/ 見る人の時間をいただく/遭遇ストーリー/気配をデザインする/ 撮影したくなる風景はSNSのためだけではなく ◎2時間目 動物園での差し出し方 (日本パンダ保護協会 会長 土居利光さんの場合) 動物園の見方/人が動物を見ている時間は〇分?/ベストセラーとパンダ/大人のための動物園 【対話の後で】 「差し出し手」、「受け手」、「もの」/「自然に伝わる」という理想形/ 体が心地よいと余白も生まれる/幻想の箱庭 ◎3時間目 デジタル・コミュニケーションにおける情報の差し出し方 (アブストラクトエンジン 代表取締役 齋藤精一さんの場合) Webの世界の差し出し方/ポストコロナ社会に求められるキュレーションの力/ デジタルとフィジカルの融合/デジタルと紙媒体 【対話の後で】 インターネットにおける3つの時間軸/ネットワーク社会でバランスを保つために/情報の使い分け/ どちらが主体者か?/インターネットと時間の奪い合い/共働する世界へ/ 人は何を価値と考えるようになるのか? ◎4時間目 ワインバーでの差し出し方について聞いてみました (「HIBANA」サービスマン 永島 農さんの場合) 「差し出し」はサービスである/「いってらっしゃい」と差し出す/場の結び目/ 「コスパのいいワイン」って? 【対話の後で】 ワインの起源/ソムリエの誕生/産業化したワイン製造/ 人間がコントロールしないワイン/居心地をつくる仕事 第Ⅱ部 BACHの仕事から見る差し出し方の多様 ◎昼休み ブックディレクションとは何ですか? ◎5時間目 温泉町での本の差し出し方 (NPO法人 本と温泉) 「文学のまち」城崎の再生と『城崎裁判』/地産地消の本づくり/本とまちづくり 【対話の後で】 SNS全盛時代の観光とは/文学をコンテンツで終わらせないために/ まちでつくって、まちで売る/差し出す場所の身だしなみ ◎6時間目 病院における本の差し出し方 (さやのもとクリニック) 病院と本棚/ヴィジュアルブックの活かし方/育てる本棚 【対話の後で】 本を読むのもいいし、読まないのもいい/本を滑り込ませる/ 病院という現場における本の可能性/セレンディピティについて/予感・徴候・余韻・索引 ◎7時間目 子どもたちへの差し出し方 (丘の上保育園) 子どものための大人の本/本につながる/子どもと本 【対話の後で】 絵本から児童文学へ辿り着かない/頭のなかで像を描く/読書の測り方 著者プロフィール 幅 允孝 (ハバ ヨシタカ) (著/文) BACH代表。ブックディレクター。1976年生まれ。人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。安藤忠雄氏が設計・建築し、市に寄贈したこどものための図書文化施設「こども本の森 中之島」では、クリエイティブ・ディレクションを担当。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど(2022年12月現在)
-
[再入荷待ち]10代から知っておきたい女性を閉じこめる「ずるい言葉」
¥1,650
SOLD OUT
大きな反響を集めた話題書、待望の新刊!! 性差別を無意識に受け入れてしまわない手がかりを社会学者が伝授! 「言わせない、言わない」。 すべての女性が自分らしく生きていくためのバイブル! 目次 第1章 “女の人生”を勝手に区別する言葉 「あなたには子どもがいないからわからない」 「なんで旦那さんが稼いでるのに専業主婦にならないの?」 「その年まで独身なら結婚(出産)は考えてないんでしょ?」 「子どもがいないからできることだね」 Column1 産みたくても産めない人もいるのに 第2章 “わりには”“ならでは”で軽視する言葉 「女性のわりには話が通じるね」 「その年齢の子どもがいるわりには若く見える」 「女性ならではの視点」 「主婦だからこそできることですよね」 Column2 うちの女の子 第3章 “本物の女”を押し付ける言葉 「女子力が足りないんじゃない?」 「もう女として見られない」 「女を捨ててるね」 「本物の女性に見えるね」 Column3 妊娠なんて病気でもないのに 第4章 “大事にする”を勘違いした言葉 「皿洗い、やっておいてあげたよ」 「女の子なんだからそんなことしなくていいよ」 「嫁入り前の娘さんに怪我をさせるなんて」 「お前が男だったら殴ってるよ」 Column4 生理用品は買えなくてもスマホ代は払えるの? 第5章 “褒める”で決めつけを隠す言葉 「女の子に淹れてもらったお茶はおいしい」 「いいお嫁さんになれるね」 「一人でも生きていけそうだよね」 Column5 女の城、男の城 第6章 “男らしさ、女らしさ”を刷り込む言葉 「女にはわからない世界だから」 「男には支えなきゃいけない家族がいるからね」 「男は度胸、女は愛嬌でしょ」 「女の子はピンク、男の子は青」 Column6 更年期障害じゃない? 第7章 “あなたも悪い”で突き放す言葉 「そんな恰好してるのもいけないんじゃない?」 「嫌なら嫌って言えばよかったのに」 「なんでもかんでもセクハラセクハラって言われてもね」 「女は権利ばかり主張する」 「女性だからじゃなくて、努力が足りないからじゃない?」 Column7 ピルを飲んでるなんて遊んでるね おわりに 付録 あなたが人に言われて気になった言葉を残しておこう 著者プロフィール 森山 至貴 (モリヤマ ノリタカ) (著/文) 1982年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得満期退学。 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻助教、早稲田大学文学学術院専任講師を経て、現在、同准教授。 専門は、社会学、クィア・スタディーズ。 著書にベストセラー『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』(弊社刊) 『「ゲイコミュニティ」の社会学』(勁草書房)、『LGBTを読みとく―クィア・スタディーズ入門』(ちくま新書)がある。 Kindle→https://amzn.to/3XWminy
-
人生にはいつも料理本があった
¥1,760
毎日のごはん作りで開く本、季節の保存食作りの本、外国の料理への扉を開いた本、ことばにぐっときた本、新しい料理の時代を切り開いた本…あなたが大切にしていたあの本もきっとある!20年以上にわたり料理本作りに関わり続けてきた著者が、愛をこめて語りつくす、私的「料理本」の世界。 目次 1 人生にはいつも料理本があった(今日何作ろう!?;スープに癒されてきた。 ほか) 2 おやつの時間(私的料理本のはじまりはお菓子の本だった;今が一番お菓子の本に夢中 ほか) 3 旅と料理の本(英語のレシピブックに惹かれる理由。;ハワイの味 ほか) 4 読む料理の本(作ってみたくなる、味を知りたくなる;思いついたときにぱらりとめくる。 ほか) 5 私を作ってくれた料理家たち(言葉とハートを追いかける。;土に近い人 ほか) 著者 赤澤かおり[アカザワカオリ] 料理雑誌の編集部を経て、2002年からフリーのライター・編集者に。以来、20年以上にわたり、料理本作りに取り組み続ける。2007年には好きで通いつめたハワイについての本『Aloha Book』を出版、ハワイが料理本編集と両輪をなすテーマとなる。高山なおみ、根本きこ、飛田和緒など多くの料理家たちのみならず、スタイリストやカメラマン、ブックデザイナーとの本作りを通して、世の中へおいしさを訴え続けることに全力投球している
-
自分も傷つきたくないけど、他人も傷つけたくないあなたへ
¥1,430
(目次) 第一章 「繊細すぎる」という言葉に傷つくあなたへ 1 ジェンダーを学んで生きやすくなろう 2 ジェンダー感覚をアップデートさせる秘訣 3 心と体を傷つけられないための護身術 4 好きなおでんの具はなんですか--ハラスメントをなくすために 第二章 うっかり誰かを傷つけたくないあなたに 1 「○か月だったらもうしゃべるの?」--相手のつらさに寄り添うために 2 「そんなの普通だよ、大丈夫だよ」--苦しみを無視しないために 3 「〇〇なんて関係ないよ」--自分の特権に気づくために 4 「老後は沖縄に住みたいな」--無邪気に消費しないために 第三章 パートナーのジェンダー問題に悩むあなたへ 1 アサーティブな対話で夫婦円満ライフハック 2 「拙者のトリセツ」を作って夫婦円満ライフハック 3 ジェンダーの話になるとケンカになる問題 4 夫と子育てするのが無理ゲーすぎる問題 5 夫婦の家事問題を解決するライフハック 6 男性育休取得のためのライフハック 第四章 ヘルジャパンで傷ついた女子のお悩み相談室 1 恋愛経験ゼロだけど幸せな結婚がしたい 2 喪女歴が長すぎて婚活がうまくいかない 3 痴漢されてから婚活意欲が激減してしまいました 4 ジェンダーイコール男子はどこにいる? 5 発見! ジェンダーイコール男子はここにいた 特別対談 小島慶子さん×アルテイシア 「ジェンダーを知ればやさしくなれる!」 著者プロフィール アルテイシア (アルテイシア) (著/文) 作家。神戸生まれ。オタク格闘家との出会いから結婚までを綴った『59番目のプロポーズ』でデビュー。現在はウェブ媒体などを中心に、女性が心地よく生きることをテーマに執筆している。ユーモアあふれるその文章には性別を問わずファンが多い。著書に『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『モヤる言葉、ヤバい人』など多数。 Kindle→https://amzn.to/407V0fZ
-
ショーン・タン カレンダー2023
¥1,430
『アライバル』『エリック』また最新作『いぬ』が人気のショーン・タン、オリジナルカレンダー新発売! 使い終わったら切り離してポストカードとしても使えます。
-
調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス
¥2,200
「私が私淑する「探しものの魔法使い」が書いた司書の奥義(暗黙知)を公開した本です」(読書猿 『独学大全』著者) 原稿のチェックや論文執筆など、仕事でも趣味でもちょっとした「調べもの」をする際に、キチンと答えを出すにはどうすればよいのか? 国会図書館で15年にわたり、総記・人文科学・「その他」分野でレファレンスサービス(利用者の調べ物相談)に従事した著者が、その実践的な技術を大公開! これまでほとんど「見える化」されてこなかった考え方や予備知識、さまざまなコツをわかりやすく解説する。 目次 はじめに 第1講 「ググる」ことで、我々がやっていること――世界総索引でアタリをつける 第2講 答えを出す手間ヒマを事前に予測する――日本語ドキュバースの三区分 第3講 現に今、使えるネット情報源の置き場――NDL人文リンク集 第4講 ネット上で確からしい人物情報を拾うワザ――人物調査は三類型で 第5講 見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ 第6講 明治期からの新聞記事を「合理的に」ざっと調べる方法 第7講 その調べ物に最適の雑誌記事索引を選ぶには 第8講 索引などの見出し語排列で落とし穴を避ける 第9講 Googleブックスの本当の使い方 第10講 NDL次世代デジタルライブラリーは「使える」――その注意点とともに 第11講 「として法」――目的外利用こそ玄人への道 第12講 答えから引く法 第13講 パスファインダー(調べ方案内)の見つけ方 第14講 レファ協DB の読み方――レファレンス記録を自分に役立つよう読み替える 同じ魔法が使えるようになるために――あとがきに代えて 前書きなど 本書は、調べ物のノウハウ(レファレンス・チップス)を一般の人にいくつか例示するものである。レファレンスという文脈では類書がほとんどないのと、意外と初めて言語化される知識があるため、ここでいくつか前提を説明しておくが、なんと言ってもこの本は実務マニュアルなので、この章を読まずに目次を見て、各章から読み進んでいただいて全く構わない。 こんな人に向く 次のような人に本書は向いていると思う。 ・仕事でちょっとした調べ物をする人。編集者、翻訳家、校正者、記者。 ・趣味で好きなことを調べている人。趣味人。在野研究者。 ・理系的なことを調べるのではなく人文社会的なことを調べる人。 ・専門以外のことも調べようと思い立った専門家、学者。 ・日本の風俗/習慣や社会に興味がある人。日本研究者。 ・引っ込み思案で質問をしづらい人。 ・調べ物をしたいのに図書館に出かけづらい人。 ・閲覧系の司書。 ・AND検索やOPACなど一通りの調べ方を知ってはいる人。 著者プロフィール 小林 昌樹 (コバヤシ マサキ) (著) 1967年東京生まれ。1992年慶應義塾大学文学部卒業。同年国立国会図書館入館。2005年からレファレンス業務に従事。2021年退官し慶應義塾大学でレファレンスサービス論を講じる傍ら、近代出版研究所を設立して同所長。2022年同研究所から年刊研究誌『近代出版研究』を創刊。専門は図書館史、近代出版史、読書史。 編著に『雑誌新聞発行部数事典: 昭和戦前期』(金沢文圃閣、2011)などがある。『公共図書館の冒険』(みすず書房、2018) では第二章「図書館ではどんな本が読めて、そして読めなかったのか」を担当した。
-
おとなの自閉スペクトラム
¥3,080
SOLD OUT
かつて,自閉症は子どもの精神疾患とされた。研究者の関心はもっぱら他覚的に認識される「症状」と「経過」にあり,症状の軽減や社会参加といった「定型発達」の価値観に立脚した治療/支援が主流であった。 しかし近年,その特性が生涯続き,様々な表現型を示すスペクトラムであることが示されている。さらには,特性を疾患ではなく多様なヒトの変異のあり方(ニューロダイバーシティ/ニューロトライブ)と捉える考え方が急速に拡がっているが,一方で,多くの成人当事者がメンタルヘルスの問題を抱えて悩んでいることも指摘されている。 本書では「自閉スペクトラム症(ASD)」ではなく「自閉スペクトラム(AS)」をキーワードとし,さらに「おとな」と「メンタルヘルス」を加えて,ニューロトライブとしてのASの人の価値観に基づく成人期のメンタルヘルスの意味を構築することを目指す。 各章では,ASの人達の臨床像の広さや魅力,診断と具体的な支援などについて紹介され,読者のニーズに応じて多様な観点から学べるガイドとなっている。支援者はもちろん,当事者や家族,当事者と関わりの深い人達にとって必読の書である。 目次 はじめに:本田秀夫 第Ⅰ部 序論 特異な選好(preference)をもつ種族(tribe)としての自閉スペクトラム:本田秀夫 知ることからはじめる―ASDの診断から自己理解とアイデンティティの再構築へ:大島郁葉 第Ⅱ部 ASを理解する 自閉スペクトラムのパーソナリティ:青木省三 ASの人たちの感覚:青木悠太 AS/ASDをめぐるスティグマ:鳥居深雪 第Ⅲ部 AS/ASDを診断・告知する AS/ASDを診断する:内山登紀夫 AS/ASDの告知:大島郁葉 第Ⅳ部 ASのメンタルヘルスを理解・支援する ASとアタッチメント―症状論・支援論:田中 究 ASとトラウマ―症状論・支援論:桑原 斉 ASと強迫―症状論・支援論:中川彰子 ASと不安―症状論・支援論:村上伸治 ASと抑うつ―症状論・支援論:阿部隆明 ASと双極II型障害―症状論・支援論:鷲塚伸介 ASとアディクション:小林桜児 自閉スペクトラムの子どもや若者とインターネットやゲームの世界:関 正樹 第Ⅴ部 ASのメンタルヘルスをケアする 〈心理・行動のケア①[環境調整]〉 合理的配慮と環境調整:渡辺慶一郎・榎本眞理子 TEACCH:岡東歩美・宇野洋太 〈心理・行動のケア②[自己理解]〉 CBT/ACAT:大島郁葉 マインドフルネス/ACT:杉山風輝子・熊野宏昭 〈心理・行動のケア③[行動変容]〉 PEERS(R)―友だち作りのSSTの可能性:山田智子 行動活性化/シェイピング:温泉美雪 〈社会参加のケア〉 就労・生活のケア:志賀利一 大人の自閉スペクトラムにおける産業メンタルヘルス:横山太範 学生相談:石垣琢麿・川瀬英理 デイケア・ショートケアプログラム:太田晴久 余暇活動支援:日戸由刈 自助グループ:片岡 聡 ピアサポート:綿貫愛子 第Ⅵ部 ASの世界を知る [座談会]AS特性をめぐるクロストーク:青木省三・大島郁葉・桑原 斉・日戸由刈・本田秀夫[司会] 当事者エッセイ①―私のASD性質を周囲が受け入れてくれる理由:なな 当事者エッセイ②―就労移行支援所との関わりを中心に:pine おわりに:大島郁葉 Kindle→https://amzn.to/3ZblxbE
-
学校するからだ
¥1,980
時にはラジオDJのように、時には演劇人のように語る教師。その振る舞いにそれぞれに反応する生徒。このリズムが学校するからだを踊らせる! ──ダースレイダー(ラッパー) 小中高全部大嫌いだったが行かなきゃよかったとは思わない、学校(あなた)も日々悩んで迷って動いていたんだね。 ──小山田浩子(小説家) 学校、そしてそこでの学びを、文学・音楽・お笑いを横糸に、生活に根ざした言葉で描いた一冊。読めば、つい、学びたくなる。 ──平尾剛(スポーツ教育学者) ブラックでも青春でもない! からだとことばが躍動する異色の〈学校×身体〉ノンフィクション 「shhh…」と小声を発して返事をそろえるサッカー部員、広島出身ではないのに広島弁を操るヤクザ的風貌の生活指導。旧エヴァを愛し、シン・エヴァに失望した生徒との対話、破格の走りで男子をごぼう抜きにした女子生徒、そして肝心なところで嚙んでしまう著者自身──。 現役教員の著者が、学校のなかの〈からだ〉と〈ことば〉が躍動するマジカルな瞬間を拾い集めた、異色の〈学校×身体〉ノンフィクション。 「大事なことはおうおうにして、対立するふたつのあいだに存在する。とりわけ、僕が学校現場で味わうマジカルな感触は、正論と現場のあいだに存在している。本書では、そのような学校をめぐる言説のなかで抜け落ちてしまうものを拾い集めたい。 学校とは、生徒と教員がそれぞれの身体でもって生きられる場所だ。そんな躍動的な学校の姿を活写したい。多くの問題を抱えた部活動の制度に埋め込まれつつ、自由にグラウンドでボールを追いかけるような、そんな身体の躍動とともにある姿を。」 (「はじめに」より) 目次 はじめに 「shhh」をしのばせているヤツがいる! 1章 部活動 サッカー部新米顧問、おおいに迷う ダンス部の「ズレる身体」 スウィングする吹奏楽部 転向する軽音部 2章 授業 GTOに憧れて 教壇は舞台である 「走れメロス」を読解してみた KRS・ワン流の教育を ラップと作文 3章 教員 高踏派先生の檄 ヤクザ先生、ふたたび アヴァンギャルド先生との別れ 無頼派先生の涙 ミーハー先生の特別授業 東京インディー先生の音楽と生活 どこまでも自由なハンドメイド先生 筋肉先生の詩的言語 K先生とマイメン先生 4章 生徒 ちっとも思い通りにならない言葉 大事なことはだいたいギャルに教わった 「本当に分からなかったです」 提出物をめぐる闘争 足りない引き出し たたかう生徒会 5章 行事 ごぼう抜きの彼女──体育祭 演しもの顚末──文化祭 学校はうたう──合唱コンクール アイヌの「いま」が躍る──古典芸能鑑賞 「内地」から沖縄へ──修学旅行 6章 コロナ以後の学校 一斉休校の衝撃 「境界線を作っていくということですね」 回復していく学校生活 卒業式 主要参考文献 著者プロフィール 矢野利裕 (ヤノトシヒロ) (著/文) 矢野利裕(やの・としひろ) 1983年、東京都生まれ。都内の中高一貫校に勤務する国語教員。サッカー部の顧問、兼監督も務めていた。「しばしばなされる「なぜ先生になろうと思ったのか」という質問に対しては、「GTOにあこがれて」と答えるようにしている」(本書より)。文芸・音楽を中心に批評活動をおこなっており、2014年「自分ならざる者を精一杯に生きる──町田康論」で第57回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書に『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)、『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)などがある。 Kindle→https://amzn.to/3Z8b9BG
-
地球の歩き方 世界のお菓子図鑑
¥1,980
【こんなお菓子を知っていますか?】 ・ バウムクーヘン の原形になった リトアニア のトゲトゲケーキ「 シャコティス 」 ・中に隠された人形を当てた人は1日王様になれるフランスのアーモンドクリームパイ「 ガレット・デ・ロワ 」 ・ローズウオーターが香るイスラエルのミルクプディング「 マラビー 」 ・バオバブの種をフレーバー付きの砂糖で絡めたタンザニアのキャンディ「 ウブユ 」 海外の名物菓子から知られざるローカルなおやつまでたっぷり紹介!日本は47都道府県を網羅。故郷の味を確かめてみてください 本書収録エリア ●ヨーロッパ フランス / ベルギー / スイス / オーストリア / ドイツ / オランダ / イギリス / デンマーク / フィンランド / スウェーデン / ノルウェー / アイスランド / イタリア / スペイン / ポルトガル / マルタ / ギリシャ / キプロス / ジョージア / リトアニア / ポーランド / ハンガリー / チェコ ほか ●南北アメリカ アメリカ / カナダ / メキシコ / グアテマラ / キューバ / ジャマイカ / コロンビア / エクアドル / ペルー / ブラジル / ボリビア / チリ / アルゼンチン ほか ●アフリカ エジプト / モロッコ / ガーナ / ケニア / タンザニア / ウガンダ / 南アフリカ / ボツワナ / ナミビア ほか ●オセアニア オーストラリア / ニュージーランド / タヒチ / フィジー / ニューカレドニア / ハワイ / グアム ほか ●アジア 中国 / 香港 / マカオ / 台湾 / モンゴル / 韓国 / ベトナム / ラオス / カンボジア / ミャンマー / タイ / マレーシア / シンガポール / インドネシア / フィリピン / インド / ネパール / スリランカ / トルコ / イスラエル ほか ●日本 北海道 / 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 新潟県 / 富山県 / 石川県 / 福井県 / 山梨県 / 長野県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県 Kindle→https://amzn.to/3Qbv0f8
-
バウムクーヘンの文化史
¥2,860
いま日本では、菓子店やコンビニなどで、様々な種類のバウムクーヘンを気軽に食することができる。中央に穴が空き、「年輪」に見立てられるユニークな形状のこの菓子は、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのだろうか。 ドイツでの文献をもとにパンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたバウムクーヘンの来歴を明らかにし、19世紀から20世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるようになるプロセスについて考察する。さらに各時代のレシピや焼成法を史料から読み解きながら、当時の素材や形状、色、味についても丁寧に紹介する。加えて、第一次世界大戦を期にもちこまれてから現在まで、独自の発展を遂げた日本のバウムクーヘンにも光を当てる。 「パン職人と焼き菓子」「宴会料理との関係」「年輪の誕生」など、バウムクーヘンをめぐるエピソードをふんだんに織り込みながら、多くの人々に愛されるバウムクーヘンの歩みをたどる異色の文化史。歴史的に貴重なレシピの和訳や図版も多数所収。 目次 まえがき 序 章 心棒に生地を付けて直火焼きする方法 1 なぜバウムクーヘンなのか 2 菓子の歴史研究の現状 3 フリッツ・ハーン「バウムクーヘンの系譜」 4 本書の構成とその概要 第1章 パンなのか、料理なのか、彷徨の時代 1 第一期――オベリアスについて 2 第二期は紐状の生地 3 第三期――十六世紀の板状生地 4 第四期――卵生地の出現 5 完成一歩手前の第五期 第2章 バウムクーヘンの完成 1 バウムクーヘンの完成前期 2 バウムクーヘンの完成 3 バウムクーヘンが内包するもの 第3章 日本での転成 1 明治以降の洋菓子導入の軌跡 2 本場の味から日本の味へ 3 日本製バウムクーヘンがもたらしたもの 終 章 再び、串に生地を巻き付けて直火で焼く方法 1 バウムクーヘンの味の変遷 2 再び、串に生地を巻き付けて焼く方法 参考文献 あとがき 著者プロフィール 三浦 裕子 (ミウラ ユウコ) (著) 1953年、福岡県生まれ。1993年からお菓子教室Sweets & Table主宰。お菓子作りを教えるかたわら2011年に九州大学大学院比較社会文化学府修士課程に入学、13年に同学府博士課程後期に進学し、19年に同学府博士課程後期単位取得退学。博士(比較社会文化)。研究分野はお菓子の歴史、日本の洋菓子史。製菓の研修でウィーンを訪れた際、国立歌劇場の立ち見席で連日オペラとバレエを観て以来、舞台芸術に魅了されている。また表千家の茶の湯に長く親しむ。「劇場は癒しの場」で2001年に第11回日本ダンス評論賞入賞。著書に『うれしいお菓子、せつないお菓子――スウィーツ・セラピー』(東京書籍)、『スイート・スイート・クラシック――洋菓子でめぐる音楽史』(アルテスパブリッシング)など。 Kindle→https://amzn.to/3VIHQCO
-
Where is My Doughnut?
¥1,980
ハグジードーナツの30種類ほどあるドーナツを紹介を中心に構成された写真集。商品写真を並べた単なるカタログではなく、各ドーナツに合った風景写真を添えて、ファッションのシーズンルックのような、ページをめくりながら「ドーナツたべたい!」と思ってもらえる一冊。モデルとなる方々は、ハグジー夫婦が出会ってきた友人の皆様、人が大好きだという2人のまなざしを写真と重ねます ! お店として大切にしているのが、「あそぼう」というコンセプト。たとえば「たけし」「オストアンデル」というネーミングにも、作り手の遊び心が表れています。ドーナツの誕生秘話、ドーナツ片手に読みたいショートエッセイ、オリジナルグッズ紹介、開店までのエピソードをまとめたコミック。印刷、デザイン面からも自由な遊び心が、本を手にした方に伝われば幸いです。 本の構成 •ドーナツのある風景(カタログ/33 種類)(61P) •一覧メニュー(2P) •スペシャルサンクス(2P) •ドーナツエッセイ(10P) •店主のりさんが描く漫画(10P) 制作スタッフ デザイン:尾花大輔 写真:角田明子 編集:柿本康治 HUGSY DOUGHNUT/ ハグジードーナツ 東京都多摩市で、古民家を改装したドーナツ屋を営んでいます。夫婦の遊び心あふれるNY スタイルのイーストドーナツに惹かれた人々が訪れては、口元にドーナツシュガーをつけて帰って行きます。また、テント付きのカーゴバイクを走らせて、イベントや馴染みのお店に愉快なドーナツを届けています。
-
隣の聞き取れないひと APD/LiDをめぐる聴き取りの記録
¥1,760
みんなの言葉が、聞こえるのに聞き取れない。 ずっと、自分が悪いんだろうなと思っていた。 ある晩、著者のもとに一通のメッセージが届く。 「APDで悩む当事者たちのことを書いてくれませんか?」 聴力には異常がないにもかかわらず、うるさい場所や複数人が集まる場などでは相手の言葉が聞き取れなくなってしまう――。「APD/LiD」と呼ばれ近年注目を集める、この目に見えない困難について、自身もマイノリティ経験を持つ著者が当事者や支援者、研究者やメディア等へ丁寧な聴き取りを行い、「誰一人取り残さない社会」の実現に向けて社会に求められる変化を問う。渾身のノンフィクション。 【APDとは】 聴力に問題はないにもかかわらず、特定の状況下で聞き取れなくなってしまう困難のこと。Auditory Processing Disorderの略称であり、日本語では「聴覚情報処理障害」と訳される。 APDを理由に人間関係が壊れたり、仕事を辞めざる得ない状況にまで追い込まれてしまったりする当事者は多いが、国内での認知はまだ低く、その訴えはなかなか理解されない。近年では「聞き取り困難(症)」を意味するLiDと呼ばれることもある。 目次 第一章 聞こえるのに、聞き取れない 「自分が悪いんやな」と思っていた/失われていく居場所/うちの子を障害者にしないで/障害って、なんだろう/etc 第二章 治療法がないなかで 感じの悪い美容師/子どもには同じ思いをさせたくない/研究者の葛藤/APD児を育てる親の会/「配慮」があれば、それでよいのか?/両親は死んだと思っていた/etc 第三章 「名前がつく」ということ ぼくの世界がひらけたとき/布団のなかでひとり泣いた日/保護者への手紙/社会って、あんまりやさしくない/etc 第四章 社会に働きかける当事者 「共感」だけで終わらせたくない/ユーチューバーになったわけ/出版社から声がかかるまで/当事者のジレンマ/etc 第五章 当事者の隣で 第一人者の20年/NHKの担当者/「あ、ごめん」はいらない/社会が変わる姿を見せていきたい/テクノロジーだけでは足りない/「障害」と「困難」 【著者について】 五十嵐大(いがらし・だい)1983年、宮城県出身。元ヤクザの祖父、宗教信者の祖母、耳の聴こえない両親のもとで育つ。高校卒業後上京し、ライター業界へ。2015年よりフリーライターとして活躍。著書に、家族との複雑な関係を描いたエッセイ『しくじり家族』(CCCメディアハウス)、コーダとしての体験を綴った『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)など。2022年、『エフィラは泳ぎ出せない』(東京創元社)で小説家デビュー。Twitter:@daigarashi Kindle→https://amzn.to/3ifbMZB
-
おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った 世界ことわざ紀行
¥1,980
好奇心とスケッチブックを手に、ことわざを集める旅に出発! マレーシアでは旅することを風を食べると言い、フィンランドではやり方はいくらでもあると猫を布巾に。エチオピアではヒョウの尻尾をつかんでサバイバル。発想にびっくり、教訓に納得。36言語の心が喜ぶことわざ、ステキな文字を、イラストとエッセイで紹介。 目次 地図 表面に振リかけたパクチー(タイ語) ヒョウのしっぼをつかむな…(アムハラ語) 最高の料理人ても豆を焦がす(スペイン語) 「やリ方はいくらてもある」と…(フィンランド語) 月の明るいあいだに糸を紡げ(ビルマ語) あなたが風でも、必ず嵐に遭うだろう(アラビア語) 鼻が邪魔だと思う象はいない(ズールー語) きのこと名乗ったからには、籠に入れ(ロシア語) チャペラをかぶって、世界を歩こう(バスク語) 虎に翼(朝鮮語) 友のない人生は塩気のないピラフ(ウズベク語) タコのように死ぬな…(マオリ語) ヴィルコラのあとに飛ぶ(ノルウェー語) 胡椒の辛さは、噛み砕いてはじめて…(シンハラ語) ジャッカルがヒバリに歌を教える(グルジア語) 選べる者に苦しみあリ(ドイツ語) 風を食べる(マレー語) 聖ゲルトルーデの日に熊が…(エストニア語) 猫がヴァーラーナシーに行って…(ネパ―ル語) 貝が食べたい人は…(アイスランド語) 慶良間は見えるが、まつ毛は見えない(沖縄語) 蝉は螺が、蟻は蟻が愛おしい(古典ギリシア語) 知リ合いのある人は草原と同じ…(モンゴル語) 良いことをしたら水に流せ(アルメニア語) 水牛の前でビ―ンを奏でる(ウルドゥ―語) 卵は石とは相撲をとらない(ウォロフ語) 雌鴨、米びつに落下(台湾語) どの豚にも聖マルティヌスの日が…(ポルトガル語) 絨毯の寸法に合わせて足を伸ばせ(ペルシア語) 村の歌い手は評価が低い(ベルベル語) 面と向かって緑色のことを言う(ルーマニア語) 熊が逃げてから刀を出す(ゾンカ語) よく食べ、しっかリ 糞をすれば …(カタルーニャ語) 思い切って踊る、恥じらいは…(ハワイ語) あなたはあらゆる方法で食べ物を …(イヌクティトゥット語) コウモリの村へ行ったなら…(ダン語) あとがき
-
おつかれ、今日の私。
¥1,540
SOLD OUT
誰にでも ねぎらわれたい夜がある つい頑張っちゃう人 必携の書をお届けします 今日の疲れは、今日のうちにさよなら 自分を慈しむセルフケア・エッセイ48篇 目次 最近、なんにも報われない 一歩を踏み出せばなんとかなるかもよ 自分への期待を裏切る自分 婚活のしんどさについて 取り返しのつかない失敗を乗り越える方法 洗い物をしながら母を思う なんのために生きているか ケイミ先輩が教えてくれたこと なりたい自分をイメージするなんて 人の気持ちを矮小化すると致命傷になるよ トンネルの出口で待つ 働く人の強さと輝きの話 おつかれ、若かった頃の私。 名前がついて腑に落ちる 思い出し怒りに満足する夜もある 上手に休むのも能力だ ようこそ、風の時代 白黒つけない生き方 面倒と感動の全面対決 「おつかれさま」に込めた気持ち 毛足の長いじゅうたんの上で 落ち込みと立ち直りのあいだ つまんないのだ飽きているのだ、自分と日常に 不本意な扱いを受けた 辻褄が合わなすぎる ギリギリのライン、大丈夫? ダメージを克服しようなんて考えなくていい 自室にハワイを手繰り寄せるには そういう性分 自分と他者との境界線 なにをしても許されてしまう人をうらやむ 自分ではどうにもならないこともある 彼にピッタリな子はほかにいる ダメダメな日の妄想術 弱った自分からの脱却イニシエーション 好きでもない人に好かれなくていい 私はしあわせジャンキー 美味しいねえと楽しいねえ 洗顔ほど面倒くさいものはないよ 「必要とされている」と「利用されている」は別モノだ この人と一緒にいれば…… 仕事でいちばん大切なこと 失敗が私を作ってきた 仲良くなりたかったら本音を言うしかないのだ 悪口大会の教訓 一度ぜんぶ止めてみたらいいのよ 「私なんかが」の呪い しあわせについてのネオ心理 著者プロフィール ジェーン・スー (ジェーン スー) (著/文) 1973年、東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家/コラムニスト/ラジオパーソナリティ。 TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」のパーソナリティとして活躍中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』で第31回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『生きるとか死ぬとか父親とか』『これでもいいのだ』『ひとまず上出来』『きれいになりたい気がしてきた』など多数。
-
失われた“雑談”を求めて
¥1,980
雑談に飢えていた。 企画会議で全くアイデアが浮かばず動揺したフリーライター。これはコロナ禍で外で人と会うことが難しくなり、打合せや取材がオンライン化したことで、いわゆる「雑談」ができなくなったからなのではないか。そこで思いついた、ただただ雑談をする企画。とりとめのないお喋りのもたらす楽しさ、豊さ、下らなさ、愛しさがここにある!「生活考察叢書」第2弾。 雑談した人 約100人!… 吉田薫/伊藤暁里(Taiko Super Kicks)/宮崎智之/矢野利裕&スズキロク/柿内正午/友田とん/はらだ有彩/松波太郎(豊泉堂)/山口伸雄/鳥澤光/山野正徳&山野友美恵(かえる食堂)/樋川まゆみ(大塚まるま)/柴垣光良(焼鳥とりねこ)/小川さやか/穂村弘/枡野浩一/恋幟モンゴロイド(Vampillia、VMO)/滝口悠生/九龍ジョー/磯部涼/佐々木貴江×中本美恵×林カケ子/越湖吾一(トラノココーヒー)/山下賢二(ホホホ座)/豊﨑由美/成松哲/butaji/海猫沢めろん/酉島伝法/ひらり/宮川真紀/馬場幸治(古書ビビビ)/KURUMI/柴崎友香/Yasuko Tadokoro/中岡祐介/セバスティアン・カンプ/小沼理/野口尚子/小林えみ(マルジナリア書店)/佐々木美佳×鈴木雅代/げじま/めがねっこ/松宏彰/逸見貴人/ニコ・ニコルソン/太田原由明(HiBARI books & coffee)/umi/海野麻子/飯塚裕一/永井玲衣/大久保歩美/鹿角優邦/大橋祐太/服部桃子/fujico/黒田義隆&黒田杏子(ON READING)/嶋勇也(Q.O.L.COFFEE)/須藤輝/オカヤイヅミ/隅田川歩×岩崎巧真(たたらの目)/平山高敏/タダジュン/西麻沙子&峯村大作&あきひろ/水谷暁人(3LA)/馬場わかな/鶴見済/森山裕之/森田真規/安永知澄×森泉岳土×おくやまゆか×谷口愛/海猫沢めろん×兼桝綾×上林達也/佐藤光彦/pha/進藤奈央子/浜田輝/並木潤一/今田健太郎/鈴木なりさ/岸本佐知子/渡辺実/円城塔×福永信/稲田俊輔/ばったん×内川たくや/辻本(父)&辻本(母) 前書きなど 雑談に飢えていた。 ある雑誌の企画会議(オンライン)で、アイデア出しをしていた時のことである。いつもなら、頭の中に常にネタのストックがあるし、他の人の意見に触発されて、また新たなアイデアが湧いてくるのが自然なことだった。だが、この時は、まったくといっていいほど何も浮かんでこなかった。自分の空っぽ具合に動揺した。なぜだろう? と考えてみると、新型コロナウイルスの流行による自粛期間にあって、長らくまともに人と話していないことが原因ではないかと思い至った。 コロナ禍において、個人的にキツかったことの1つに、外で人と会うことが難しくなり、打合せや取材がオンライン化したことで、いわゆる「雑談」ができなくなったことがある。そうした何気ない会話がアイデアの源泉になり、新たな企画が生まれたりしていたことに、あらためて気づかされた。自分は今、とにかく雑談をしたいのだ。「最近さ」「そういえば」「余談だけど」そんなような言葉から始まる、ちょっとした会話に飢えているのだ。 著者プロフィール 辻本力 (ツジモトチカラ) (著/文) 1979年、茨城生まれ。ライター・編集者。文化施設・水戸芸術館を経て、2010年に「生活と想像力」をめぐる“ある種の”ライフスタイル・マガジン『生活考察』を創刊。文芸、カルチャー、ビジネス系の媒体でいろいろ執筆。編著に『コロナ禍日記』(タバブックス)、構成に穂村弘『あの人と短歌』(NHK出版)、春日武彦×穂村弘×ニコ・ニコルソン『ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと』(イースト・プレス)、伊藤比呂美×町田康『ふたつの波紋』(文藝春秋)等。
-
ふたりのアフタースクール
¥1,980
双子のライオン堂書店で、2020年末から始まった小説家の太田靖久さんと作家・編集者の友田とんさんによる「作ったZINEを本屋に売り込みする話」連続対談イベントが本になりました! おふたりは、ZINEを作り、売り歩き、いろんなひとや本屋さんと出会い、新しいことに挑戦し続けました。イベントでは、その時その時の課題や新しい取り組みについて、意見交換をし、時に観客を巻き込んで大変盛り上がりました。その熱量をとじこめました。 本書は、ZINEやリトルプレスを作って配布販売している人はもちろん、「何かやりたいけど一歩が出せない」と悩んでいる人にも、勇気を与える一冊になっています。 目次 まえがき 作ったZINEを本屋に売り込みする話 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINE作りのいまとこれから 作ったZINEを本屋に売り込みする話 ZINEの活動の拡張 太田さん友田さんの問答対談!本屋と本気で遊ぶ文芸活動~ZINE作りから始まった展示と出版の実践~ コラム ~ZINEの妙味(太田靖久) ~作って、売って、考えたこと。(友田とん) あとがき 著者プロフィール 太田靖久 (オオタヤスヒサ) (著/文) 小説家。2010年「ののの」で新潮新人賞。著書『サマートリップ 他二編』/『ののの』、共著『犬たちの状態』(写真・金川晋吾)など。そのほか、文芸ZINE『ODD ZINE』の編集、様々な書店でのイベン トや企画展示、「ブックマート川太郎」の屋号でオリジナルグッズ等の 制作や出店も行っている。 友田とん (トモダトン) (著/文) 作家・編集者。日常や文学に可笑しさを見出すエッセイや小説を発表する。2018年に著書『『百年の孤独』を代わりに読む』を自主製作し、全国を行商や営業したことをきっかけに、2019年に出版レーベル・代わりに読む人を立ち上げる。自著『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズの他、『うろん紀行』(わかしょ文庫著)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一著)、文芸雑誌「代わりに読む人」を刊行している。
-
こころに傷を負うということ
¥2,200
何が私とあの人の運命を分けたのだろうか? 被災し,サバイバーズ・ギルトに苛まれた一人の臨床家。被災者と臨床家のレンズが交差するところから見えてきた,災害によるトラウマの様相,ケアとサポートのあり方とは。 目次 第1章 私に起きた阪神淡路大震災 第2章 母親として被災地を生き抜く 第3章 後遺症 第4章 サバイバーズ・ギルトの普遍性 第5章 災害後のケアとサポート 第6章 トラウマとPTSD 第7章 こころに傷を負うということ 著者プロフィール 谷家優子 (タニヤ ユウコ) (著) 2018年3月,兵庫教育大学大学院学校教育研究科人間発達教育専攻臨床心理学コース修士課程修了。現在,兵庫教育大学カウンセラー,京都文教大学非常勤講師,公認心理師 主著・論文:『LGBTサポートブック』(共著,保育社,2016年),「刑務所における薬物再乱用防止プログラム」(共著,『物質使用障害とアディクション臨床ハンドブック』精神科治療学第28巻増刊号,星和書店,2013年),「ダルクにおける利用者同士及び利用者とスタッフとの『良好な関係性』に関する研究」(共著,龍谷大学法学会『龍谷法学』54(4),2022年),「薬物依存の当事者に対するイメージとその変化についての研究」(共著,京都文教大学地域協働研究教育センター『地域協働研究ジャーナル』創刊号,2022年)
-
継続するコツ
¥1,760
みなさん、継続することは得意ですか? 得意な人はこの本は手に取っていないと思いますから、おそらくちょっと苦手ですよね。 一方、僕は継続することがむちゃくちゃ得意です。なんか自慢みたいで申し訳ありません。 でもその代わりといってはなんですが、別に質が良いわけではないと思います。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 執筆、絵描き、作詞・作曲、「いのっちの電話」…… どれも20年以上つづけてきた、スランプ知らずの継続マニア・坂口恭平さんが見つけた、 「やりたいこと」をつづけるコツが1冊に! 僕も挑戦している最中です。 最中であればいいんです。継続中ってことですから _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 多くの人は、何かをやろうとして、手をつけはじめて、 無事に完成することができたとしても、 それが売れないだとか、人から評価されないだとか、そういった不遇を味わい、 自信を失い、徒労感ばかりを感じるようになり、いずれはやめてしまうようです。 僕はいつも、もったいない!と思ってしまいます。 だって、作っているときのほうが楽しいですもん。 つまり、何かを継続しているときのほうが、楽しいんです。 この馬鹿みたいに単純なことに、僕は気づいたんです。 ●目次 はじめに 僕について 第1章 人からの評価はいらない 第2章 作りたいのに、作れない 第3章 とにかく定量を死ぬまで継続。これこそが人生……? 第4章 生きている時間を、ただひたすら自分がやりたいことだけで埋めていく 第5章 続けていると、予測ができる 第6章 どうやって生活を作り上げるか 終章 いつまでビビっとるんじゃい! おわりに 幸福とは何か
-
香山哲のプロジェクト発酵記
¥1,320
『ベルリンうわの空』香山哲が考える、自分らしくあるための思考法。 『ベルリンうわの空』の連載を終えた香山哲が、次なる「プロジェクト」=「新連載」に向けた創作のアイデアをとことん熟成、発酵させ、次なる連載に辿り着くまでの全過程を公開。アイディアを生み・実行に移し・続けていく、この一連の流れを「プロジェクト」と捉え、どうすればムリなく・自分らしい方向へと進めるのかを実践していく。 勉強、仕事、趣味、生活……、人生にやってくる「プロジェクト」に関わるすべての人に贈る、香山流・ライフデザインの書! とてもふしぎなオール2色印刷! 等身大のハウツー満載! ●何をしたいか知りたいときは、自分自身にインタビューをしてみる。 ●プロジェクトをまとめるときは、「チラシ」をつくるように。 ●安心してスパークするために、最初に不安を知っておく。 ●自分のやっていることを見くびらない。 ●自分なりにコツコツやっていくこと自体が、自分の幸せだ! ●しっかりのびりして、楽しく構えよう。 経済思想家・斎藤幸平 推薦! 「発酵させよ。そこに創造のヒントがある。」 目 次 1 人生はプロジェクトの連なり 2 何のために実行するのか 3 ざっくりアイデアを作る 4 エッジを整える 5 登場人物たちを考える ふろく 連載というかたちについて 6 読者を考える 7 編集者と意見交換する 8 アイデア倉庫を使う 9 創作として肉付けする 10 自分のリソースを考える 11 連載全体を仮確定する ふろく 業績について 12 いいスタートのために 13 不安や心配を整理する 14 完成後をイメージする 15 信頼できる人と話し合う 16 自分をスパークさせる 17 発酵具合を見極める あとがき 著者プロフィール 香山哲 (カヤマテツ) (著/文) 1982年兵庫県生まれ。漫画家、イラストレーター、ゲームクリエイター、ライター。信州大学理学部生物科学科卒、神戸大学大学院医学系研究科中退。2017年、フランス・アングレーム国際漫画祭オルタナティブ部門ノミネート。『ベルリンうわの空』(プリント版はイースト・プレスより刊行)にて第24回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に入選。ドイツ、ベルリン在住。
-
聞き書き 世界のサッカー民
¥1,870
万国のサポーターを通して、それぞれの国のいまと、社会のいまを見てみよう 世界に散らばるサッカー民の話をじっくりと聞けば、それぞれの国のいまと、社会のいまもじんわりと見えてくる。 ザ武闘派、パブの荒くれ者をはじめ、クルド人難民、日系移民、イスラムの女性、LGBTQ+、障害者など、スタジアムに転がる愛と差別と移民のはなしを、文筆家・イラストレーターの金井真紀が聞き書きする。 【構成】 敵に背を見せるな!――団地の不良を率いる武闘派サポーター ●ティノさん イタリア/フィオレンティーナ かつて黒人リーグと白人リーグがあった――アパルトヘイトの記憶 ●サンディレ・ムティムクールさん 南アフリカ/カイザー・チーフス イスラム男子の礼儀正しい大騒ぎ――女人禁制の応援団に潜入する ●ヌルル・ハク・アンダー・ラムリさん マレーシア/ジョホールバル・ダルル・タグジム 番外編 マレーシアサッカー界を支える芝の達人 ●廣井功一さん 父ちゃんはピッチで、息子はパブで熱くなる――ロンドン荒くれサッカー史 ●ジョー・ブロードフットさん イングランド/アーセナル 私は自転車に乗るし、姪はスタジアムに行く――女性が抑圧されている国で ●ゴルロフ・アスキャリさん イラン/ペルセポリス 毎日がスーペルクラシコ――ブエノスアイレスの恋するふたり ●マリナ・ペニャさんとゴンサロ・フィルゲイラ・ゴトゥッゾさん アルゼンチン/ボカ・ジュニアーズとリーベル・プレート イワシ対ワセリン――経済危機とギリシャ・ダービー ●コスタス・バラファスさん ギリシャ/パナシナイコス おばあちゃまの煮しめとフェジョアーダ――日系移民の応援人生 ●クラウジオ遠藤さん ブラジル/パウメイラス クルドの「ナショナルチーム」が北欧に!――移民コミュニティの夢 ●ミラン・フィスリさん スウェーデン/ダルクルド 番外編 ノーベル平和賞を受賞した偉大のおじさんを追いかけて ムシャガ・バケンガさん 銃弾が飛び交う国境の街で――子どもを支援するサッカー教室 ●ロヘリオ・マレス・エスカレーラさん メキシコ/UANLティグレス スタジアムでレインボーフラッグを振る日――性的少数者の応援団 ●アンパロ・ラマダさん スペイン/バレンシアとバレンシア・フェミニーノ 車椅子席でモツ煮込み――Jリーグと障害者の30年 ●稲田康二さん 日本/鹿島アントラーズ 著者プロフィール 金井真紀 (カナイマキ) (著/文) 1974年生まれ。文筆家・イラストレーター。任務は「多様性をおもしろがること」。著書に『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『マル農のひと』(左右社)、共著に『サッカーことばランド』(ころから)、『世界のおすもうさん』(岩波書店)、『戦争とバスタオル』(亜紀書房)ほか。 Kindle→https://amzn.to/3jNG0TQ
-
わたしはスペクトラム
¥1,650
みんなとちがっている自分を好きになる方法 「どうして何もかもがこんなにたいへんで、傷つくことばかりなんだろう・・・・・・」 10歳の女の子タリーは、ときどき感情がコントロールできなくなって爆発したり、場ちがいなことを言ってトラブルを起こしてしまう。周りの人には「みんなと違ってる子」と見なされて、理解されないこともしばしば。 みんなと同じ「ふつうの子」になりたいのに、それがどうしても「できない」毎日は苦しいばかりで、わたしがわたしじゃなかったらよかったのにと思う。 そんなタリーだが、やがて自分の中のどうにもできない衝動の原因が自閉スペクトラム症にあることを知り、自分らしさを受け入れて生きる道への一歩を踏みだしていく。 「タリーの心の声を聞いてみると、ひとつひとつの言動にはちゃんと理由があり、それはほかの人と"ちがっている"どころか、むしろ深く共感できる」(訳者あとがきより) 【編集担当からのおすすめ情報】 本書の著者リビー・スコットは、イギリスに住む自閉スペクトラム症の女の子です。10歳の時に、自分の自閉スペクトラム症について書いた文章を母親がTwitterにあげたところ、大きな反響がありました。その後、児童文学作家のレベッカ・ウエストコットと一緒に書き上げたのが、このタリーの物語です。 Kindle→https://amzn.to/3VDgqy8
-
ものの見かたが変わる 10歳からのQ&A
¥1,540
人間ってなんだろう? 「うたがう力」を育てる18の対話 「少数派の人たちがいじめられるのはなぜ?」「50年後、人間に残る仕事は何?」「人間よりかしこい生き物はいるの?」――NHKラジオ「子ども科学電話相談」に寄せられた「人間にまつわるギモン」に、各分野の専門家は何を答え、どう問いかけたか。自分を見つめ、やわらかな思考力を育む、親子で楽しめる1冊。 ●回答者の先生 動物の先生 小菅正夫(札幌市円山動物園参与) 動物の先生 成島悦雄(元・井の頭自然文化園園長/獣医師) 昆虫の先生 久留飛克明(非営利団体 昆虫科学教育館館長) 昆虫の先生 丸山宗利(九州大学総合研究博物館 准教授) 天文・宇宙の先生 永田美絵(コスモプラネタリウム渋谷 チーフ解説員) 科学の先生 藤田貢崇先生(法政大学 教授) 心・体の先生 大日向雅美先生(恵泉女学園大学 学長) 心・体の先生 篠原菊紀先生(公立諏訪東京理科大学 教授) プログラミングの先生 岡嶋裕史先生(中央大学国際情報学部 教授/学部長補佐) ロボット・AIの先生 坂本真樹先生(電気通信大学 副学長) ロボット・AIの先生 高橋智隆先生(ロボットクリエーター、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長) 目次 第1章 「自然」 ――進化するのは幸せなこと? 【かしこさについて】人間よりかしこい生き物はいるの? 【進化について】なぜチンパンジーは人間にならなかったの? 【きらいなものについて】なぜ、虫は存在するの? 【想像力について】宇宙は何色ですか? コラム:「人が動物に学べること」 第2章 「人間」 ――人間ってなんだろう? 【性格について】どうしてネガティブな人と、ポジティブな人がいるの? 【いじめについて】少数派の人たちがいじめられるのは、なぜ? 【生きる意味について】人はなんのために生きているの? 【共感について】友だちと同じものが好きだとうれしいのは、なぜ? コラム:「人間関係とSNS」 第3章 「心」 ――科学は知っている?モヤモヤの答え 【自信について】自信がなくて、いろいろな挑戦をすることに不安がある。どうしたらいい? 【ウソについて】人はなぜウソをついてしまうの? 【善悪について】「いい子」「悪い子」のちがいって何? 【感情について】感情がコントロールできなくなるのはどうして? 【ストレスについて】どうして人はストレスを抱えるの? コラム:「孤独との向き合いかた」 第4章 「人工知能」 ――未来はどこまで見えている? 【未来の仕事について】50年後、人間に残る仕事は何? 【AIとの共存について】AIやロボットに頼ってばかりいると、人間は退化するの? 【結婚について】人間とロボットは結婚できる? 【善悪について】AIに善悪の判断はできますか? 【かしこさについて】どんなAIがいちばんかしこいの? コラム:「AIは人の気持ちに寄り添えるか」