は、books.lighthouse@gmail.comまたはお問い合わせにて承りますのでお気軽にどうぞ。
(支払い方法:クレジット/銀行振込)
売上冊数1点につき10円を子どもが本を買うために自由に使える「ちょきん」に充てています。
詳細はABOUTページにて。
紙の本が読みにくい状況にある場合などにご利用ください(現時点ではKindleのみですが)
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THE PINK CLOUD パンフレット本
¥1,200
映画『ピンク・クラウド』1月27日(金)の公開にあわせて、劇場パンフレットが発売となります。作品情報のほか、総勢12名による評論、小説、エッセイ、短歌、詩、ブックガイド、そして対談を収録。 世界的なパンデミックとの偶然の重なりによって自らの体験と切り離しては語れない本作ですが、「あなたにとってのピンクの雲が何かを考えてほしい」というイウリ・ジェルバーゼ監督のメッセージにあるとおり、それぞれの執筆者が思い描いた映画『ピンク・クラウド』を味わうことができる豪華パンフレットになっています。虚実のあわいを漂い、映画世界の広がりを感じてください。 ================ 映画『ピンク・クラウド』劇場用パンフレット B6|フルカラー|P84|税込1,200円 ■目次 イントロダクション ストーリー キャラクター キャスト&監督プロフィール 監督コメント/Q&A 受賞歴 <寄稿> 小説|ラヴィアンローズ 円城塔 評論|分断とディスコミュニケーションの寓話 稲垣貴俊 エッセイ|外に出たすべての女たちへ ひらりさ 小説|桜雪 仲西森奈 詩|みんな家にいる 文月悠光 短歌|泡のなかへ 平岡直子 小説|あかるい終末 オルタナ旧市街 エッセイ|ピンクの雲のせいにする 三好愛 エッセイ|はじまりの色 小沼理 【ブックガイド】岸本佐知子 <出口なし>の世界を味わうための読書案内 【対談】星野概念×雪下まゆ 無人島ではない現実で、ピンクの雲と生きていく ■公式サイト https://senlisfilms.jp/pinkcloud/ ■Twitter https://twitter.com/thepinkcloud_jp ■Instagram https://www.instagram.com/senlisfilms/ ■Facebook https://www.facebook.com/senlisfilms
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点から線へ トランスジェンダーの〝いま〟を越えて 映画『片袖の魚』より
¥1,650
自分を不完全な存在だと思い込み、自信を持てないまま社会生活を送るひとりのトランスジェンダー女性が新たな一歩を踏み出そうとする――。 そんなささやかな物語を描いたショートムービー『片袖の魚』。 日常生活のなかで性自認・性同一性を巡り、さまざまな制約や悩みを抱えるトランスジェンダーが自分らしく生きられる社会にするために大切なことは、いったい何なのでしょうか。 『片袖の魚』を通して、トランスジェンダーが直面する課題について考えたいと思います。 第1章では映画『片袖の魚』をクィアの視点から読み解きます。第2章では「トランスジェンダー」とは何か? を知り、現実にトランスジェンダー当事者が社会に参加をしようとしたときに直面する様々な障壁について考えます。 第3章では再び映画へと戻り、主演イシヅカユウの魅力を文章と撮りおろしフォトによって表現。 映画『片袖の魚』から広がる波紋の輝きを書籍としてまとめました。 目次 イントロダクション ストーリー 第1章 映画『片袖の魚』 RED FISH/文月悠光 道徳の世界の道徳ならざる光 /李 琴峰 「不完全さ」を愛する人、クィア映画作家・東海林 毅 /久保 豊 映画に寄せられたコメント 第2章 歴史 点から線へ トランスジェンダーの歩み /三橋順子 歴史を変えたトランスジェンダー/三橋順子 映画『片袖の魚』と、目につかせないことのリアリティ /清水晶子 トランスジェンダーにとっての就職/仕事/職場 /堀川 歩 鼎談 グラビアアイドルにトランスした、わたしがわたしであるために /広畑りか×山本宗宜×東海林 毅 「トランスジェンダー役はトランスジェンダー当事者の俳優に」という考えに対し僕が思うこと /東海林 毅 第3章 明日 あなたへ 漫画「幻日」 /新星エビマヨネーズ 〝イシヅカユウ〟という表現体 /長田杏奈 映画『片袖の魚』に寄せて /イシヅカユウ イシヅカユウ フォトグラフィー 映画『片袖の魚』オールクレジット
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おぺん選書便(3冊/5500円くらいのやつ)
¥5,500
本3冊+lighthouseロゴトートバッグ1つのセットです。 本3冊でだいたい5500円(税込)くらいになるように選書します。 設定金額に届かない分をトートバッグで吸収するスタイルです(トートバッグ単体は1000円+税で販売中)。 備考欄に ・トートバッグの色(ナチュラル/ネイビー) ・読みたいジャンルやテーマ(3つまで) ・くわえてNGのジャンルやテーマ、作家などがあれば(これは読みたくない!というものを知れたほうがありがいもので……) ・そのほか細かい希望があれば遠慮なくどうぞ あたりをご記入ください。 この本は入れてくれ、という「注文」もなんなりと。 そのほか質問などあればお問い合わせくださいませ。 *1万円選書のサービス「ブックカルテ」にも参加していますので、そちらのご利用も大歓迎です https://bookkarte.com
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奇妙な国境や境界の世界地図
¥2,750
旧ユーゴスラヴィア(現セルビア)に生まれ、子供の頃から実際に書き換えられる国境や境界線を目の当たりにしてきた生粋の境界マニアによる、複雑で普通ではない、人間が引いた国境・境界を集めた世界地図集。飛地や複雑な境界線の見せ方に工夫を凝らしたカラー主題図と、簡にして要を得た解説で、世界各地約50か所の国境や境界を紹介。地理学・地図学はもちろん、現代の世界を知るうえで有益な知識や視点に満ちた異色の地図集。 目次 ★目次 イントロダクション ごく普通の(というわけでもない)地理学 異常な国境線 領内飛地、領外飛地、およびその他の現象 メジュルイェチェ(ボスニアヘルツェゴヴィナ|セルビア) リビア(フランス|スペイン) ブレゾヴィカ(クロアティア|スロヴェニア) カンピョーネ・ディターリア(イタリア|スイス) フェンバーン(ベルギー|ドイツ) ビュージンゲン・アム・ホッホライン(ドイツ|スイス) バールレ(ベルギー|オランダ) ユングホルツ(オーストリア|ドイツ) キプロスとその国境線 ロシアの飛地 中央アジアの飛地 マダとナワ(オマーン|アラブ首長国連邦) アルメニア-アゼルバイジャン国境 スレイマン・シャーの墓(シリア|トルコ) サンピエール=エ=ミクロン 川と湖の島嶼飛地 共同統治領 スペイン・モロッコ国境 フランス・オランダ国境 カナダ・合衆国国境 マーケット島(フィンランド|スウェーデン) ダイオミード諸島(ロシア|合衆国) 大陸から海ひとつ隔てたヨーロッパの国境 モロッコの砂壁(西サハラ) パスポート島(バーレーン|サウジアラビア) 北センチネル島(インド) 四国国境 国内の奇妙な国境線――アジア 国内の奇妙な国境線――北アメリカ 国内の奇妙な国境線――ヨーロッパ 国内の奇妙な国境線――オーストラリア 異常な首都 チャンディーガル(インド) トルニオとハパランダ(フィンランド|スウェーデン) ラ・キュール(フランス|スイス) ヴァルガとヴァルカ(エストニア|ラトヴィア) フランクフルト・アン・デア・オーダーとスウビツェ(ドイツ|ポーランド) ゴリツィアとノヴァ・ゴリツァ(イタリア|スロヴェニア) ヘルツォーゲンラートとケルクラーデ(ドイツ|オランダ) マルトランジュ(ベルギー|ルクセンブルク) イスタンブール(トルコ) ウラル川と2つの大陸に跨がる都市 ユダヤ自治州(ロシア) 英国王室属領 ドイツのグリーンベルト アンドラ公国 カプリヴィ回廊(ナミビア) ネフト・ダシュラリ(アゼルバイジャン) セルビア=クロアチア国境線上のノーマンズランド アトス山 用語集 地図表記・記号凡例 著者プロフィール ゾラン・ニコリッチ (ゾラン ニコリッチ) (著/文) まだ国名がユーゴスラビア時代の、現在のセルビアに生まれる。幼少より紛争や政争に巻き込まれ、政治的環境の変化が人々の生活に与える多大な影響を見て育ち、世界の国境や政治地理学への関心を高め、本書の執筆に至る。生活の糧は、再生可能エネルギーエンジニアとして得ている。 松田 和也 (マツダ カズヤ) (翻訳) 翻訳家。翻訳書多数。創元社刊の翻訳書として、フレッド・B・リクソン『暗号解読事典』、エイミー・ゴールドスタイン『ジェインズヴィルの悲劇』、ピーター・フェンウィック他『死後も生きる〈意識〉』、スコット・クリスチャンソン『図説 世界を変えた100の文書(ドキュメント)』などがある。 Kindle→https://amzn.to/3HUIQjF
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Food in PEANUTS きみの大好物はなに?
¥1,870
スヌーピーのポケットブック3冊目は、スヌーピーたちの大好きな食べもの 2023年1月14日から、東京・南町田のスヌーピーミュージアムで開催している「きみの大好物はなに?」展の公式図録。『Laugh and Smile しあわせは、みんなの笑顔』『ちいさなベストフレンド ウッドストック』に続く、3冊目のポケットブックです。 子どもたちの世界を中心に描かれる「ピーナッツ」では、食べものがよくエピソードに登場します。みんな食べることが大好きで、ドーナツやマシュマロは大好物だけど、ココナッツだけは苦手です。 本書では、スヌーピーやピーナッツ・ギャングの食にまつわるコミックを朝ごはん、昼ごはん、晩ごはん、嫌いなもの、好きなものの5つに分けて紹介します。さらに、菓子文化研究家・原亜樹子さんによる「ピーナッツ」の食べものとアメリカの食文化についての解説、菓子研究家・福田里香さんの「ピーナッツ」に出てくるお菓子のレシピ、エッセイも収録。 アメリカの日常的な食べものをピーナッツ・ギャングと一緒に味わいましょう。 目次 1. あさごはんは1日のはじまり 2. ひるごはん、みんなでたべるともっとおいしい 3. 晩ごはんはスヌーピーの生きがい 4. 苦手なものは、ココナッツ 5. いつだって、大好物 コラム1:シュルツの毎日の食事 コラム2:心の栄養、コンフォードフード/文・原亜樹子 絵・宮崎知恵(STOMACHACHE.) コラム3:ピーナッツ・レシピ&エッセイ/レシピ・写真・文 福田里香
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我々は人間なのか?
¥3,300
人間はデザインし、デザインしたものによってデザインしかえされる── 大きな反響を呼んだ越境的デザイン考、待望の復刊! 先史時代(石器)から現代(ソーシャルメディア)に至るまでの、人間と人間が作り出した人工物(artifact)との関係性を照らし出すことで、現在の私たちが理解している「人間」と「デザイン」の意味に揺さぶりをかける本書は、近年注目を集める存在論的デザインへの最適な入り口となる一冊です。 新版となる本書では、デザイン実務家にして理論家、ソシオメディア株式会社の上野学氏による論考を加えています。 ※本書は2017年10月に刊行した『我々は 人間 なのか?』に修正・新規原稿を加えた改訂新版です。構成内容に変更はありません。 目次 1. デザインという鏡 2. 変化する人間 3. デザインの衝撃 4. 人間の発明 5. 装飾する種 6. ユートピアだより 7. よいデザインは麻酔である 8. 健康のデザイン 9. 人間中心デザイン 10. 摩擦のないシルエット 11. 身体のデザイン 12. 倒錯としてのデザイン 13. 亡霊のデザイン 14. 不安定な身体 15. ホモ・セルラー 16. 2秒間のデザイン 解説─「デザイン」をめぐる認識論的転回(伊村靖子) 論考─人間生成とデザイン(上野 学) 著者プロフィール ビアトリス・コロミーナ (ビアトリスコロミーナ) (著/文) ビアトリス・コロミーナ(Beatriz Colomina) 1952年スペイン生まれ。プリンストン大学建築学部教授、メディア&モダニティ・プログラムの創設者にしてディレクター。翻訳書には『マスメディアとしての近代建築―アドルフ・ロースとル・コルビュジエ』(松畑強訳、鹿島出版会、1996年)。その他、著書多数。建築、芸術、性、メディアに関する問題を横断的に扱っている。第3回イスタンブール・デザイン・ビエンナーレの共同キュレーター。 マーク・ウィグリー (マークウィグリー) (著/文) マーク・ウィグリー(Mark Wigley) 1956年ニュージーランド生まれ。コロンビア大学GSAPP学部長(2004~2014年)。1988年、建築家フィリップ・ジョンソンとともにMoMAの「Deconstructivist Architecture」展のキュレーターを務める。2005年にはレムコールハース、オレ・ボウマンとともに建築雑誌『Volume』を創刊する。第3回イスタンブール・デザイン・ビエンナーレの共同キュレーター。ビアトリス・コロミーナとは夫妻。 Kindle→https://amzn.to/3XHml7f
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塩とコインと元カノと
¥2,750
あやしい。お迎えが妙に早すぎる。そっちがその気な打つ手は選ばん。――比類なきグラフィックノベル 「こんなところで生きたくはない」。娘たちにケアつきホームに入れられてしまったクミコは76歳の日系カナダ人、夫はとうに亡い。よかれと思って決めてくれたのだからと一度は従ってみたものの、ひそかに逃げだしてイースト・バンクーバーの街なかに小さな部屋を借りた。長女とはメールで連絡をとっているものの、住所は明かしていない。 部屋を自分好みにしつらえ、食べたくなったものを食べ、公営プールで泳ぐささやかな楽しみを満喫するクミコを狙い、ケアホームからあとをつけてきたのは「死の影」だった。 死神の子分として働く「影」がクミコを連れ去るべく押し入ってきたその日、気楽な日常は一変する。持ち前の頭脳、ユーモアのセンス、新しく得た味方たち、昔なじみとの絆――すべてを動員して生きるための闘いが始まったが、老いの身でいつまで運命に抗えるだろうか? 【原著推薦文】 「人が老いていくということを、そして、精いっぱい生きる日々の喜びとままならなさとを見つめるその観察眼は、人々の内部に息づいていた感情をよびさます。読み終えたあとも心の片隅に食いこんで、あなたと共に長く生き続ける。そんな物語だ」――ジェフ・ヴァンダミア(『全滅領域』シリーズ他) 「ヒロミ・ゴトーの物語には類例がない。超自然を書きながらすさまじく人間くさく、神話や伝説を扱いつつもしっかりと今、ここに根をおろしている」――ジリアン・タマキ(『THIS ONE SUMMER』他) 目次 プロローグ Chapter One Chapter Two Chapter Three Chapter Four Chapter Five Chapter Six Chapter Seven Chapter Eight Chapter Nine Chapter Ten Chapter Eleven Chapter Twelve Chapter Thirteen Chapter Fourteen Chapter Fifteen Chapter Sixteen スケッチ 著者あとがき 謝辞 著者プロフィール ヒロミ・ゴトー (ヒロミ ゴトー) (著/文) ヒロミ・ゴトー 日本からの移民で、マスキーアム、スコーミッシュ、スレイル・ワトゥースの人々から正当な手続きを経て譲渡されたのではない地に感謝の念をもって住んでいる。"Chorus of Mushrooms"(=『コーラス・オブ・マッシュルーム』増谷松樹訳 2015年、彩流社)、"The Kappa Child" のほか、児童やヤングアダルトのための小説3篇、詩集1冊、短編集1冊がある。本書は初のグラフィックノベルである。 アン・ズー (アン ズー) (イラスト) アン・ズー 漫画家、イラストレーターで、イグナッツ賞のノミネート経験をもつ。メリーランド芸術大学卒業。 ニキ リンコ (ニキ リンコ) (翻訳) ニキ リンコ 翻訳者。訳書にジェフ・ワイズ『奇跡の生還を科学する』(青土社)、キャスリン・アースキン『モッキンバード』(明石書店)、モリー・バーンバウム『アノスミア』(勁草書房)、アーヴィング・ケネス・ゾラ『ミッシング・ピーシズ』(生活書院)など。
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テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記
¥2,530
家庭という秘密の場所での、女たちの物語 長年縛られ、苦しんできた母との関係に変化を生み出すために始めたテントの共同制作。母と初めて向き合い、制作過程の出来事や思いの変化を綴った。テントの制作で長島が目指したことは、家族という美しい物語を紡ぐことではない。その逆だ。長島はカメラのシャッターを切るように、母親を冷徹なまなざしで見つめる。さまざまな記憶が呼び起こされ、過去に「わたし」が摂食障害を患い、心療内科を受診していたことと母との関連も見えてくる。 母との関係にもがいてきた「わたし」も今は「母」になり、過去の母親の言動を思い返すとき、唯一の話し相手だった祖母を亡くしてから、心を病んだ母の姿が浮かび上がる。その母を受け止められなかった父、自分を責めることをやめない母、その矛先が娘に向いたときに耐えるしかなかったこと……。 家という閉ざされた空間は、その機能を逆転させ、そこで傷つく人や深刻な問題を隠す危険な場所にもなる。本書で明らかになるのは、完成したテントからは見えない、一見普通の家族の、いびつさであり、破れであり、社会の構造的な軋轢から逃れられず、葛藤しながら生きる女たちの物語である。そこに、お互いを理解しあおうとする愛があるからこそ、伝わるものがある。 「『縫うこと、着ること、語ること。』日記」は、長島が神戸に住むパートナーの母とタープを制作した日記である。「婚姻関係だけが家族の枠組みを規定するのはおかしい。状況を男にコントロールされることへの抵抗でもあった」と長島は綴る。二つの制作過程の濃密な時間を体験した読者は、家族について改めてとらえ直すことになるだろう。 著者プロフィール 長島 有里枝 (ナガシマ ユリエ) (著/文) 1973年、東京都生まれ。93年、アート公募展「アーバナート#2」でパルコ賞を受賞し、デビュー。95年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。99年、カリフォルニア芸術大学MFA写真専攻修了。2001年、写真集『PASTIME PARADISE』(マドラ出版)で木村伊兵衛写真賞受賞。10年、短篇集『背中の記憶』(講談社)で三島由紀夫賞候補、講談社エッセイ賞受賞。15年、武蔵大学人文科学研究科社会学専攻博士前期課程修了。20年、写真の町東川賞国内作家賞受賞。22年、『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』(大福書林)で日本写真協会学芸賞受賞。主な個展に「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」(東京都写真美術館、2017年)、近著に『Self-Portraits』(Dashwood Books)などがある。
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DARK CONTINENT/暗黒大陸
¥1,320
洋服のお直しkikenの出版レーベル東南西北kikenより2019年7月リリース!binder kiken gaiden 1 DARK CONTINENT/暗黒大陸。 "世界は暗黒に包まれるのか…?相次ぐ書店員の失踪、衝突するデモ隊と鎮圧部隊。時の総統トーバンジャンによる独裁都市を舞台に、「伝説の予言書」を手にした少年トニー・チャンと不良グループが奔走する!"
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TORA TORA TORA TORA
¥2,200
寺田燿児の第二作目となる漫画。 (A5判/146p/英訳付/東南西北kiken) あらすじ 舞台は少子化が進んだ近未来。最新科学は人工知能を動物に移植する手術に成功した。主人公の少年ヤンは科学者である祖母マリから鍵しっぽの猫TORAを譲り受けるも、長期化する戦争と動物徴兵のため悲しい別れを余儀なくされる。時を経て青年となり、国防総省で兵器デザインの仕事に就きながら未だTORAの行方を心配するヤンは、同僚の報せによりTORAが脱走していたことを知る。技術者としての軍事への加担と、無謀で破滅的な計画に対する疑念を抱きながら、動物解放運動を行う活動家ウー・ジョンと出会い、秘密の呪文の記憶を辿って祖母の家に向かう。
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仄世界
¥1,980
3人の女性の不可思議な運命を描く連作マンガ作品集。 頬にもうひとつの顔を持つ女性が謎めいた少女に翻弄される「有紀と有紀」、身元不明の子どもを保護したことから周囲との関係が次々と失われていく「散文的消失症候群」、病死した妹の身代わりにと買った手の模型が思わぬ事件をよぶ「そこにいた」。どこかで見失われ、底知れない世界を生きる3人の女性の不可思議な運命を、鉛筆の精緻なタッチと淡い色で描く。 霞む街景色の中に、 消え入りそうになる自分と、 輪郭を際立たせる虚體。 その境界が甘美であり、 おぞましくもあり。 ――岩井俊二(映画監督) 確かだと思っていたものが 実はまったく曖昧で 不確かなものだと気づいたとき、 そして本当はそのことを自分も知っていた、 気づいていた、気づかぬふりをしていた、 気づかないよう祈っていた ということに思い至ったとき、 彼女たちは、私たちは、 「え?」と静かに聞き返す。 ――小山田浩子(小説家) [目次] 有紀と有紀 散文的消失症候群 そこにいた 解説 小山田浩子 [著者]森泉岳土(もりいずみ・たけひと) マンガ家。墨を使った独自の技法で数多くのマンガ、イラストレーションを発表している。著書に『アスリープ』(青土社)、『爪のようなもの・最後のフェリー その他の短篇』(小学館)、『セリー』『報いは報い、罰は罰(上・下)』(以上、KADOKAWA)、文学作品のマンガ化に『フロイトの燃える少年の夢』『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』『カフカの「城」他三篇』(以上、河出書房新社)などがある。
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ギャラリーストーカー 美術業界を蝕む女性差別と性被害
¥1,760
美大卒業後、作家として自らを売り出したいと願い、一人ギャラリーに立つ若い女性作家につきまとうギャラリーストーカー。美術業界の特殊なマーケットゆえに、被害から免れることが極めて難しいという異様な実態がある。孤軍奮闘する若い女性作家につきまとうのは、コレクターだけではない。作家の将来を左右する著名なキュレーター、批評家、美術家など、業界内部の権力者によるハラスメント、性被害も後を絶たない。煌びやかな美術業界。その舞台裏には、ハラスメントの温床となる異常な構造と体質、伝統があった! 弁護士ドットコムニュース編集部が総力を挙げて取材した実態と対策のすべて。 著者プロフィール 猪谷千香 (イガヤチカ) (著/文) 猪谷千香 いがやちか 東京生まれ、東京育ち。明治大学大学院博士前期課程考古学専修修了。産経新聞文化部記者などを経た後、ドワンゴでニコニコ動画のニュースを担当。2013年からハフポスト日本版でレポーターとして、さまざまな社会問題を取材。2017年から弁護士ドットコムニュース編集部で記事を執筆。著書に『日々、着物に割烹着』、『つながる図書館』『町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト』など。 Kindle→https://amzn.to/408YQ8M
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ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか
¥1,023
正統にして先鋭。180年受け継がれてきた音楽と伝統の奇跡 言わずと知れた世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。なんと彼らは創設から一貫して経営母体を持たず、その運営を演奏家たち自身が行っている。なぜ彼らは長きにわたり後ろ盾なしで存続し、伝統を守り続けてきたのか。2020年、コロナ禍でコンサート開催が困難を極めた時期の来日公演の舞台裏から、組織のマネジメント形態や奏者たちによる「民主制」の内実、偉大な音楽家との関わりや戦時の対応、変化するマネタイズの手法まで。音楽ジャーナリストとして楽団長や団員に取材を行い、同時に彼らのレコーディングにも参加する著者が明かす、180年続くウィーン・フィルの「行動原理」。 目次 第1章 音楽界のファーストペンギン 第2章 ウィーン・フィルとは何者か 第3章 ウィーン音楽文化と自主運営の歴史 第4章 戦争が落とした影 第5章 王たちの民主主義 第6章 アート・マネジメントの先駆として 著者プロフィール 渋谷 ゆう子 (シブヤ ユウコ) (著/文) 音楽ジャーナリスト、音楽プロデューサー。香川県出身。大妻女子大学文学部卒。2011年にNomius Nomosレーベルを設立。株式会社ノモス代表取締役として、音源制作、コンサート企画運営を展開。また演奏家支援セミナーやコンサルティングを行う一方、ジャーナリストとしてウィーン・フィルに密着し取材を続けている。 Kindle→https://amzn.to/3RaKmB6
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Self-Portraits goodnight excepted
¥1,200
眠る前以外の私のセルフポートレイトです。何もしたくない気持ちのとき隣に置いて寝てください RIKO Insta : @r_roroyyr Twitter:@Handtomouth_Co Mail : machi.08y@gmail.com
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性別だとか
¥500
あらゆる表現があるなか、それを批評する立場にあったあるにんげんの語彙の貧しさにぶちぎれて短歌にしました!人間として見ろ! RIKO Insta : @r_roroyyr Twitter:@Handtomouth_Co Mail : machi.08y@gmail.com
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I DON'T KNOW WHAT TO SAY YOU MAY FEEL SOMETHING
¥1,000
縦写真(1〜2枚目)と横写真(3〜4枚目)の2種類あります。 街中にあるどこか違和感を感じさせる風景や、なぜか気になってしまって目が離せなくなってしまうものなどが収められています。それらになにを感じどう思うかは人それぞれ。 RIKO Insta : @r_roroyyr Twitter:@Handtomouth_Co Mail : machi.08y@gmail.com
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DANCE
¥300
踊りの定義はひとつじゃなく、音にのれなくても踊りです。踊りゃにゃそんそんっ RIKO Insta : @r_roroyyr Twitter:@Handtomouth_Co Mail : machi.08y@gmail.com
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書籍修繕という仕事
¥2,200
壊れかけた本をそこに込められた思い出をそのままに修繕する「書籍修繕」。らくがきでいっぱいの絵本、何度もめくってバラバラになった辞書、祖母が何十年もつけてきた日記帳。今までもこれからも、大切にされてきた本が蘇る。 目次 生き残る本『’89施行 改正ハングル正書法収録国語大辞典(上下)』 落書きという記憶装置『ガラスのくつ』 「修繕」と「復元」の違い『Great Short Stories of Detection,Mystery and Horror』 代々受け継がれる本、その思いを込めて『韓英聖教全書 改訳ハングル版』 亡きあとに残された本『カット図案集』 テーラーになった気持ちで『Breakfast at Tiffany’s』 時間の痕跡を観察する仕事『FOYERS ET COULISSES‐OP´ERA Vol.1‐3』 バターと小麦粉の跡が増えていきますように『Recipes from Scotland』 あなたの破れた一センチはどこですか?『Lego Hidden Side Issue 2』 ここはもうすぐサンシュユの花咲く季節です おばあちゃんの日記帳〔ほか〕 著者 ジェヨン[ジェヨン] 傷んだ本を修繕する「ジェヨン書籍修繕」作業室代表。書籍修繕家、ブックアート専門家。韓国の美術大学で純粋美術とグラフィックデザインを学ぶ。2014年、アメリカの大学院に進学しブックアートと製紙を専攻する。指導教授の勧めで、大学図書館付属の「書籍保存研究室」で働きながら書籍修繕のノウハウを一から学ぶ。3年半で1800冊の蔵書の修繕を担当した。帰国後、ソウル市内に「ジェヨン書籍修繕」を2018年2月にオープン。書籍修繕家として本だけでなく紙類(しおり、フォトスタンド、ポスター、LPジャケットなど)全般の修繕に携わっている
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インドとビートルズ
¥2,860
シタール・ドラッグ・超越瞑想 1965年、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴは自分を見失っていた。ファンの熱狂はピークに達し、彼らは使い切れないほどのお金、そして夢にまで見た名声に圧倒されていた。ある日映画「ヘルプ!」の撮影現場でジョージはシタールに出会い、そのことが彼らをドラッグによる内面への旅、国境を越えた精神性への旅、そして素晴らしい音楽に満ちた旅へと導いた。1968年、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴは自分探しの旅に出ることにした。まるで仕組まれていたかのような運命的に出来事が続けて起こり、超越瞑想の教祖マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの秘密のマントラによる永遠の幸せを求め、彼らはインドのリシケシュに赴いた。そこでは数々の名曲が生まれた一方で、深い失望も味わうことになった……。本書は意見の相違に引き裂かれながらも創造性を発揮し続けた、世界が愛した四人のインドでの姿をユニークな登場人物や出来事を交え豊かに描き出す。 Kindle→https://amzn.to/3X1mWjg
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ショーン・タン カレンダー2023
¥1,430
『アライバル』『エリック』また最新作『いぬ』が人気のショーン・タン、オリジナルカレンダー新発売! 使い終わったら切り離してポストカードとしても使えます。
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電線の恋人
¥2,090
「電線愛好家」として『タモリ倶楽部』に出演! 日本電線工業会公認・電線アンバサダーとして活躍する文筆家・俳優の著者が、長年偏愛する電線への想いをつづるエッセイ集。電線カラー写真を多数掲載。「ウェブ平凡」人気連載を書籍化。 ◎目次 はじめに 1 電線とわたし 2 イメージの中の電線たち 3 電線をもっと愛したい おわりに 電線愛好活動は人生の生命線である ◎著者紹介 石山蓮華(いしやま れんげ) 電線愛好家・文筆家・俳優。1992年生まれ。日本電線工業会公認・電線アンバサダー。テレビ番組『タモリ?楽部』や、映画、舞台に出演。『月刊電設資材』『電気新聞』などに連載・寄稿。著書に『犬もどき読書日記』(晶文社)。 Kindle→https://amzn.to/3IqryeL
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色のコードを読む
¥3,080
かつてピンクは男の子の色だった? 青と黒? 白と金? ネット上で大論争を呼んだ「あのドレス」のように あなたの見ていた「色」が一変する! 目からウロコのサイドストーリーが満載の、 たのしい色の文化誌。 私たちは日々、色に囲まれて過ごしています。その日に履く靴、運転する車、壁に飾った好きな絵にいたるまで、あらゆるものには「色」があり、その根底には「意味」があります。 色は「見るもの」というだけではなく、「考えるもの」でもあるのです。 また、「色」を考えることは、私たち「人間」について考えることでもあります。なぜ虹が7色なのか、なぜ白いドレスをまとうのか、なぜ革命は赤なのか、なぜプリンスは紫を愛したのか……。色は、個人のパーソナリティはもちろん、政治にも影響を与え、歴史を動かしていると言えるでしょう。 本書は、そんな発見に満ちた「色」に関わるさまざまなことを、感情、芸術、歴史、宗教、科学、医学、政治、ポップカルチャー等々、多様な側面からひもときながら、その背景にある秘密を解き明かしていきます。 私たちの身のまわりにあるさまざまなものがなぜこの色をしているのか、明日の重要なミーティングには何色の服を着ていけばいいのか、今描いている絵の人物の髪の色は何色が最適なのか。この本には、そうした私たちの日々の疑問や迷いを解決するヒントが、たくさん詰まっています。 明日誰かに話したくなるトリビアと、誰かに何かを伝えたいときにきっと役立つ知識が満載の、読んで楽しく見ても楽しい一冊! ☆ かつてピンクは男の子の色だった? ☆ 緑を「嫉妬」の代名詞にしたのはシェイクスピアだった? ☆ 英国紳士は茶色の靴を敬遠する? ☆ 画家のモネは新鮮な空気を描くのに必ずスミレ色を使った? ☆ 詩人ホメロスが見ていた海は「青」ではなかった? ☆ 「雲のダンサー」「象の息」という色名からどんな色を想像する? ……などなど、気になる雑学が目白押し! 色は、私たちの脳と宇宙が出会う場所だ。 ──パウル・クレー 色は魂に直接影響を与える。 色は鍵盤、目はハンマー、魂は多くの弦をもつピアノである。 ──ワシリー・カンディンスキー 目次 イントロダクション 赤を見る——激怒する 黄熱病、または黄色の熱狂 青の中へ——どこへともなく消える オレンジの家——あるいは由緒正しきオラニエ家 パープル・レイン——あるいは紫の信仰 緑色の海 ピンクは男の子の色 街中で茶色の靴ははかないで 黒い“あれ” グレーの領域 存在の白さ 謝辞 写真クレジット ▲ PROFILE [著者] ポール・シンプソン(Paul Simpson) 文化に関する記事を執筆するジャーナリスト、編集者。サッカー月刊誌『FourFourTwo』を創刊し、『Design Council』誌の編集や、『Financial Times』、『Campaign』、『Wanderlust』などの雑誌に執筆している。著書に、エルヴィス・プレスリーについての書籍『The Rough Guide to Elvis』などがある。色のコードの魅力に取り憑かれたのは、黄色のスーツを購入したところ、それを着てオフィスに行くのはダメだと言われたことがきっかけ。 [訳者] 中山ゆかり(なかやま・ゆかり) 翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学にて、美術・建築史学科大学院ディプロマを取得。訳書に、フック『印象派はこうして世界を征服した』、ソールズベリー/スジョ『偽りの来歴』、ネアン『美術品はなぜ盗まれるのか』(以上、白水社)、ハジュー『有害コミック撲滅!』(共訳、岩波書店)、バトラー『ロダン 天才のかたち』(共訳、白水社)、フック『サザビーズで朝食を』『ならず者たちのギャラリー』、エヴァニア『ジャック・カービー アメコミの“キング”と呼ばれた男』、クリーグ『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』(以上、フィルムアート社)など。
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映画よさようなら
¥2,860
SOLD OUT
映画が映画にさようならを告げている―― ペドロ・コスタ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、セルゲイ・ロズニツァ、濱口竜介、深田晃司……現代映画のトップランナーたちと並走してきた著者がつづるポストメディア時代の映画批評。 3つの問題系――「歴史」「受容」「倫理」――が浮き上がらせる「映画」の現在地。 教養主義の後退、動画配信サービスの台頭、当事者性の問題……現実の変化を受け、映画はかつてあったものとはまるきり異なる何ものかへと変貌しつつある。本書は、思考家として、ペドロ・コスタ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、セルゲイ・ロズニツァ、濱口竜介、深田晃司といった現代映画のトップランナーたちと並走してきた著者が、2020年以降に執筆したテキストを集めたポストメディア時代の映画批評集だ。 「映画はもうほんとうはとっくに「映画」ではなくなっており、ただ私たちは「かつて映画であったもの」の記憶(?)をそこに見出(そうと)しているだけなのだ」と語る著者が、「歴史」「受容」「倫理」という3つの問題系から「映画なるもの」と向き合い、「目の前の「映画」に対峙し、そして先へと進」むための思考を深めていく。 第1部の「歴史/映画史」では、ペドロ・コスタやアピチャッポン・ウィーラセタクンという国際映画祭の常連作家たちの新作に眼だけでなく耳も持って対峙しているほか、タル・ベーラやヴィム・ヴェンダース、マルグリット・デュラスといった巨匠たちの歩みを振り返る。第2部の「受容/メディア」では、「アーカイブ映像」を編集することで「物語」を生み出すセルゲイ・ロズニツァや、特異な「ホームムービー」を生み出した原將人に向けたテクストだけでなく、小説家・円城塔が脚本を担当した『ゴジラ S.P』論も収録。第3部の「倫理/ポリティカル・コレクトネス」では、ともに新作でろう者を描いた濱口竜介と深田晃司を取り上げるほか、小森はるかや今泉力哉といった若き日本の映画作家たちに注目していく。 ほかに、本書のためにつづった映画を取り巻く状況を整理したプロローグ、濱口竜介が『ハッピーアワー』以前に制作した『親密さ』に対する書き下ろし論考を収録。さらに、その死を受けて大幅に加筆したジャン゠リュック・ゴダール論も収められており、「映画」の現在地を示す映画批評集となっている。 映画よさようなら。一切のノスタルジー抜きに、この言葉を受け取らねばならない。今や映画が映画に別れを告げており、同じ名前で呼ばれていても実のところはまるきり異なる何ものかへと変貌しつつある、いや、すでにそうなっているのだと、そのことにわれわれも気づいているのに、だが口に出して認めてはいなかっただけなのだと、望ましいかはともかくも現実を直視して、目の前の「映画」に対峙し、そして先へと進まなくてはならない。(プロローグより) 目次 プロローグ:さようなら、映画よ 第1部:歴史/映画史 部屋を流れる奇妙な音――ペドロ・コスタ論 科学と神秘――アピチャッポン・ウィーラセタクンの『MEMORIA メモリア』 リアリズムの内破――伝説前夜のタル・ベーラ ヴィム・ヴェンダースの修行時代――ある映画監督のまわり道 ロマネスクの起動――劇映画作家としての伊藤高志 映画は存在しない――マルグリット・デュラスの映画論 第2部:受容/メディア 「観察」の条件――フレデリック・ワイズマンと香港ドキュメンタリー映画工作者を例に 「事実」の復元、「時間」の修復――セルゲイ・ロズニツァの「群衆」シリーズ フェイク・ドキュメンタリーの擬態(フェイク)――セルゲイ・ロズニツァの「劇映画」 「事実」の「物語」化について――『バビ・ヤール』とセルゲイ・ロズニツァというフィルター 「手紙の時代」の映画――トーマス・ハイゼと百年の厚み 映画としての人生、人生としての映画――原將人と「ホームムービー」 鏡の中の闇、闇の中の鏡――奥原浩志小論 「本の未来」のための新たな寓話――吉田大八『騙し絵の牙』 時間の「背」を捉えるために――吉増剛造×空間現代×七里圭 ふりだしに戻る/ TIME AND AGAIN――『ゴジラ S.P』の円城塔論 第3部:倫理/ポリティカル・コレクトネス 親密さ、とは何か? あるいは距離について――濱口竜介の青春期 言語の習得と運転の習熟――『ドライブ・マイ・カー』論 神と人との間――『偶然と想像』論 スパイの妻と、その夫――黒沢清vs濱口竜介・野原位 第三の「非/当事者」性にむかって――『二重のまち/交代地のうたを編む』論 ありそうでなさそうな/なさそうでありそうな話――今泉力哉の「リアリティのライン」 ふたつの『星の子』、映画と小説――見える映画と見えない小説 ヒューマニズムについて――実験劇映画作家としての深田晃司 エピローグ:JLGRIP
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Where is My Doughnut?
¥1,980
ハグジードーナツの30種類ほどあるドーナツを紹介を中心に構成された写真集。商品写真を並べた単なるカタログではなく、各ドーナツに合った風景写真を添えて、ファッションのシーズンルックのような、ページをめくりながら「ドーナツたべたい!」と思ってもらえる一冊。モデルとなる方々は、ハグジー夫婦が出会ってきた友人の皆様、人が大好きだという2人のまなざしを写真と重ねます ! お店として大切にしているのが、「あそぼう」というコンセプト。たとえば「たけし」「オストアンデル」というネーミングにも、作り手の遊び心が表れています。ドーナツの誕生秘話、ドーナツ片手に読みたいショートエッセイ、オリジナルグッズ紹介、開店までのエピソードをまとめたコミック。印刷、デザイン面からも自由な遊び心が、本を手にした方に伝われば幸いです。 本の構成 •ドーナツのある風景(カタログ/33 種類)(61P) •一覧メニュー(2P) •スペシャルサンクス(2P) •ドーナツエッセイ(10P) •店主のりさんが描く漫画(10P) 制作スタッフ デザイン:尾花大輔 写真:角田明子 編集:柿本康治 HUGSY DOUGHNUT/ ハグジードーナツ 東京都多摩市で、古民家を改装したドーナツ屋を営んでいます。夫婦の遊び心あふれるNY スタイルのイーストドーナツに惹かれた人々が訪れては、口元にドーナツシュガーをつけて帰って行きます。また、テント付きのカーゴバイクを走らせて、イベントや馴染みのお店に愉快なドーナツを届けています。