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i+med(i/e)a issue#01 ?“Beyond Female Gaze”  創刊号#01 - 女性の眼差しを再考する

¥1,980 税込

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Contents
斉藤綾子 「視線の政治学 女性たちの視線をいかに取り戻すか」
近藤銀河 「クィア・メディア宣言序説 これからのメディア・アートに向けたメディア再定義 」
増田麻耶 「 視覚中心主義を再考する: 映画の肌、身体、ポルノグラフィー」
小林亜伽里 「Female Gaze映画ガイド」
嶋田美子 「Look at me / Look at you」
北村紗衣 「ジェーン・オースティンのいけすかないヒロイン~『エマ』の変貌」
たまちゃんズ「つれづれアクティビズム」
長谷川愛 「異種への眼差しの先に――交わること、食すこと、共に生きることの関係性」

Female gazeは、male gazeという概念に対する、一つのフェミニスト的な応答として生まれた言説です。今や古典となったLaura Mulveyの論稿「視覚的快楽と物語映画」(1975) にその萌芽を持つmale gazeという概念は、映画、文学、芸術を含むあらゆるメディア、そしてさらにはメディアと相互に影響を与え合う現実世界に偏在する 《「見る主体」としての男性と「見られる客体」としての女性》 という、固定化 / ジェンダー化された表象の構造に言及するものでした。このとき、見つめる主体となった男性は、見つめられた客体である女性から(性的な)快楽を得る者として、反対に、見られる客体となった女性は、見つめる者である男性に性的な快楽を与えるような者として想像・表象され、さらには女性自らそれを規範として内面化します。

このように異性愛規範的、男性中心的、そして二元論的なmale gazeを支える構造に抵抗するフェミニスト的オルタナティブとして生まれたのがfemale gazeです。それは、支配的なmale gazeに対抗する力を持った新たな「女性の眼差し」の可能性を探るものであり、さらには、女性自らが「見る主体」となったときに浮かび上がってくる、彼女自身のありのままの欲望、そして一つの型におさまらない多様な姿を映し出すものです。

i+med(i/e)a 創刊号では、female gazeとその先に広がる地平を、様々な切り口から思索します。今号の “Beyond Female Gaze” というタイトルには二つの意味が込められています。一つは、female gazeをインターセクショナル・フェミニズム、クィア理論、ポスト・コロニアリズムといった視点を通して読み、「ホワイト・フェミニズム」を越えたところにあるその展望を内側から模索すること。もう一つはfemale gazeを、反・視覚中心主義や多感覚性などの文脈に置くことで、その輪郭を外側から、より根本的に、そして批判的に捉え直すことです。

創刊号 “Beyond Female Gaze” では、これらのアプローチを通して、単なるmale gazeの裏返しや転覆を越えたところにある、多義的で複数性を孕み、限りなく発展する可能性としてのfemale gazeのあり方を想像します。

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