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韓国の「街の本屋」の生存探究

¥2,200 税込

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本屋が息づくと、その街が息づく──

韓国各地に個性的な街の本屋が誕生し「本屋巡り」が定着するほど注目を集める一方で、日々どこかで本屋が店を閉じている。
長年にわたり韓国の出版業界を見つめてきた著者が、奮闘する街の本屋の姿を中心に「本の生態系」を描き話題となったノンフィクション。
日本語版には出版ジャーナリスト石橋毅史を「案内人」に迎え、解説やオリジナルエピソードも収録。
夏葉社代表 島田潤一郎による寄稿も巻末に収録。

|刊行前に読みました
ゲラ版で読んでくださった日本各地の本屋さんから、次々と共感の声が届いています。
皆さんの感想はこちらから→http://cuon.jp/sub/2368


目次

案内人あいさつ
第1章 街の本屋、ブームの始まり
第2章 誰が、なぜ、どうやって?
第3章 街の本屋はどんなところ?
第4章 本屋で食べていけるのか?
第5章 生死のカギを握る「供給率」と「納品」
第6章 避けられない話、図書定価制
第7章 小さな羽ばたきは始まっている
第8章 持続可能な明日に向かって

刊行前に読みました/三一文庫代表 キム・ギジュン
本書を取り巻く日々の風景
案内人より最後のコメント
同じ人たち/夏葉社代表 島田潤一郎


前書きなど

 こんにちは。本書の案内人をつとめる石橋毅史です。

 2020年8月に韓国で刊行された、ハン・ミファ著『街の本屋の生存探究』が、日本語でも読めることになりました。近年の韓国は、個人経営の小さな書店やブックカフェが続々と誕生しています。全国各地へ出かけ、当事者の声を丹念に拾いあつめてきた著者が、このムーブメントを情熱的に報告した作品です。光の部分だけでなく、せっかく開業した魅力的な書店がすぐに行きづまってしまう実情や原因についても、スペースを割いて考察しています。韓国の本屋の実像が、社会背景とあわせて伝わってきます。

 僕もハンさんと同じように、本屋や出版についての文章を多く発表しています。日本だけでなく近隣アジア諸国の状況にも関心があり、とくに韓国は機会があるたびに訪れ、まだまだ多いとはいえないが、本屋たちとの印象に残る面会を重ねてきました。

 そこで、本書と日本の読者との間に立つことになりました。ハンさんの話にちょこちょことくちばしを挟んで、日本の本屋と比較したり、「この書店には行ったことがある!」とエピソードをつけ足したり、感銘を受けたり、ときには反論したり……僕の個人的な感想やメモを書いた付箋を、あっちこっちに貼りつけたようなものです。新型コロナウイルスの影響で韓国へ気軽に出かけられる日はまだ遠そうだし、ハン・ミファさん、紙上対談をお願いします!  そんな意気込みで、あれこれと書きました。

 本文中に時どき入る、上下を波線で挟んだ文章が、案内人のコメントです。出てくるたびに読む、キリの良いところまで進んだらコメントだけまとめてチェック……方法は読者のご自由に。役に立つ場面があれば嬉しいです。

 それでは、本文へどうぞ!


著者プロフィール

ハン・ミファ (ハン ミファ) (著/文)
著者:ハン・ミファ
出版評論家。
1994年に当時の韓国では珍しくマーケターとして出版業界に足を踏み入れて以来、「企画会議」をはじめ数多くの出版関連誌を刊行。
その後も主要日刊紙、雑誌、ウェブジン、ポータルサイトなど時代によって変化する様々なメディアを通じて、本の生態系の持続と発展に向けた応援の気持ちを行間ににじませながら、発言を続けてきた。
著書に『今の時代の定番の系譜』、『ベストセラーはこうして作られた』、『ジョブス使用法』、『子どもを読むということ』、『9歳の読書授業』、『書きながら育つ子どもたち』、共著に『絵本、韓国の作家たち』、『こんなにきれいな絵本』などがある。

渡辺 麻土香 (ワタナベ マドカ) (翻訳)
翻訳:渡辺 麻土香
神奈川県横浜市出身。東京女子大学現代文化学部卒業。
フリーランスの翻訳者としてバラエティー番組の字幕翻訳のほか、書籍やウェブ小説など幅広いジャンルの翻訳に携わっている。
訳書にキム・ヨンソプ『アンコンタクト』(小学館)、キム・ドユン『マンガで学ぶ恐竜の生態』(マイナビ出版)、共訳書にユ・ガンハ『美、その不滅の物語』(クオン)などがある。

石橋 毅史 (イシバシ タケフミ) (解説)
解説:石橋 毅史
1970年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。
出版社勤務を経て、出版業界専門紙「新文化」の記者、編集長を務める。2010年フリーランスの出版ジャーナリストとなる。
著書に『「本屋」は死なない』(新潮社)、『口笛を吹きながら本を売る』(晶文社)、『まっ直ぐに本を売る』(苦楽堂)、『本屋な日々 青春篇』(トランスビュー)、『本屋がアジアをつなぐ』(ころから)など。

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