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ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て

¥1,980 税込

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「女の子だから、お手伝いして」「男の子なんだから、すぐに泣かないの」……。「男も女も関係ない」とふだんは思っていたりするのに、ついうっかり、こんな言葉を子どもに言ってしまった。あるいは、自分自身が子どもだったころ、そんなふうに言われて、モヤモヤした。そんな経験はありませんか?

本書は、子どもにかかわる大人が、自らのなかにあるジェンダー・ステレオタイプ、すなわち、性別にかんする固定観念や先入観に気づき、それを無意識に次世代に引き継いでしまわないために、子どもとどのように向き合っていけばよいかを10の提案にしてまとめたものです。

著者のセシリエさんは、デンマークで20年以上、ジェンダー平等の啓発に取り組み、研修や教材作りにたずさわってきました。デンマークといえば、民主的で幸福度の高い国として知られていますが、じつはジェンダーギャップ指数は29位。北欧5カ国のなかでは最下位です。120位の日本と比べれば、はるかに上位ですが、ジェンダー・ステレオタイプが根強く残っている社会なのだとセシリエさんはいいます。

たとえば、デンマークの学校には「男の子会議」「女の子会議」といって、子どもたちを性別でわけて話し合いの場をもつことがあります。性別でわける合理的な理由はみあたらないのに、不自然だと声をあげる人は少なく、定着しています。その原因についてセシリエさんは、ジェンダー・ステレオタイプが社会の文化に根付き、日常に溶け込んでしまっているからだと指摘します。そのほか、男の子のおこづかいのほうが女の子よりも多かったり、男の子のほうが速く走ることができる、と教師が決めつけてしまったり……。デンマークでもこんなことがあるのか、と思う事例がいろいろ。

なぜジェンダー・ステレオタイプの根強い社会を変えていかなければならないのか。それは、性別にまつわるステレオタイプは「こうあるべき」という規範となって、人々の行動や考え方をしばるからです。その枠からはずれてしまうと、自分はどこかおかしいのではないか、と感じたり、自尊心が傷ついたりして、その結果、その子がもっているはずの可能性を十分にのばすことができなかったり、夢をあきらめなければならなかったりすることもあるかもしれません。

そのような事態を招かないためには、大人自身がジェンダー・ステレオタイプから自由になって、子どもたちとかかわることが大切なのです。それはまた、性別や性的指向、性表現にかかわらず、すべての人々の存在を認め、等しく価値ある存在として受けいれていくジェンダー平等な社会の実現につながっていきます。

さあ、あなたもさっそく取り組んでみませんか? 子ども一人ひとりがおたがいの違いを認め合い、自分らしく生きられるように。


目次

はじめに

イントロダクション

提案1「男らしさ」「女らしさ」の呪縛を解く――男の子にだってなぐさめは必要

提案2 新しい言葉で、新たな現実を紡ぎ出す――大工さんは男性とはかぎらない

提案3 根拠のない思い込みに気をつけて――「女の子だから算数が苦手」は呪いの言葉

提案4 性のあり方を決めるのは子ども自身 ――プリンセスになりたい男の子はだめですか?

提案5 多様な社会を映し出す別の物語を語ってみる――ステレオタイプに一石を投じる方法

提案6 友だちづくりは男女の枠を超えて――性別で分けることに慣れすぎていませんか?

提案7 子どもの過ごす環境を創造的な視点で見直す――子ども部屋のカーテン、何色を選びますか?

提案8 おもちゃや遊びも、その子らしさを大切に――性別にとらわれず、平等な機会を

提案9 多様な人の姿、性のあり方を学ぶサポートを――構造的差別を解消するための第一歩

提案10 まずはあなた自身が変わることから――ステレオタイプから自由になるために

用語解説

訳者あとがき


Kindle→https://amzn.to/3X1xFdI

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