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野原
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ミリオンセラー『ある一生』で国際ブッカー賞候補となったオーストリアの作家が、小さな町の墓所に眠る死者たちが語る悲喜交々の人生に耳を傾ける。たゆまぬ愛、癒えない傷、夫婦の確執、労働の悦び、戦争、汚職、ならず者の悲哀……。失意に終わる人生のなかにも、損なわれることのない人間の尊厳がある。胸を打つ物語。
▼Matsuie Masashi 松家仁之
死ぬときは誰もひとり。ひとりきりで最期に見る景色、おもうこと。ここには二十九人の、切なく、あっけなく、ときにふてぶてしい最期、生の断片や瞬間が描かれている。どんな絶望もよろこびも、他人にとっては「とるにたらないもの」。だが、途中からは読みさすのが惜しくなるほど「とるにたらないもの」にのみこまれた。ここに書かれてあることはフィクション、物語だという思いが頭から消えてしまうほど、他人の死と生を間近に感じた。ひとりでいる人間の声を聴く。文学とは語ることではなく、聞きとどけることなのだ。
ローベルト・ゼーターラー
Seethaler,Robert
1966年ウィーン生まれ。俳優として数々の舞台や映像作品に出演後、2006年『ビーネとクルト』で作家デビュー。『キオスク』などで好評を博す。2014年刊行の『ある一生』は、ドイツ語圏で100万部を突破。2015年グリンメルズハウゼン賞を受賞。2016年国際ブッカー賞、2017年国際ダブリン文学賞の最終候補に。2018年刊行の『野原』は、「シュピーゲル」誌のベストセラーリスト1位を獲得、ラインガウ文学賞を受賞。名実ともにオーストリアを代表する作家の一人。
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