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AIと白人主義
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AI(人工知能)開発のなかで組み込まれてきた「白人性のイデオロギー」とは。
AIは経済を成長させ、労働から人間を解放し、人間の「バイアス」を取り除く「超人的な」機械だと主張されてきた。しかし、その開発の背後には、白人による帝国主義的・資本主義的プロジェクトが隠されていた。
軍事的なプロジェクトとの連携
監視社会と黒人の収監
開発資金を援助する企業が先住民の土地を奪う
白人男性を中心に進められてきた開発――
これまでも人種・ジェンダー・階級に関する差別が起こらないよう「よりよいAIの利用」の必要性が議論されてきたが、それは結果的にAIのイデオロギーを強化していくと著者は指摘する。
AIをめぐる帝国主義的・資本主義的プロジェクトから逃れる道はあるのか。AIの倫理性に鋭く切り込んだ一冊。
目次
序文
はじめに
第1部 形成
第1章 帝国に仕える
第2章 資本に仕える
第2部 AIの「自己」と社会秩序
第3章 認識に関する捏造と機械の中の幽霊
第4章 廃止ではなく適応を—批判精神をもったAI専門家と監獄肯定の論理
第5章 人工的な白人性
第3部 別の選択肢
第6章 反対意見からのビジョン—オートポイエーシスから見た愛について、そして身体化された戦争
第7章 拒否することの生産性
謝辞
解説 下地ローレンス吉孝
参考文献/原注/索引
ヤーデン・カッツ (カッツ, ヤーデン)
2014年にマサチューセッツ工科大学の脳神経科学の博士号を取得。ハーバード大学医学部システム生物学部門の研究員を経て、現在はミシガン大学アナーバー校のアメリカ文化学部とデジタル・スタディーズ研究所で教鞭をとる。本書が初邦訳。
庭田よう子 (ニワタ・ヨウコ)
翻訳家。訳書に『SS将校のアームチェア』、『目に見えない傷』、『映画『夜と霧』とホロコースト』(いずれも、みすず書房)、『ナショナリズムの美徳』(東洋経済新報社)、『疫病と人類知』(講談社)などがある。
下地 ローレンス吉孝 (シモジ・ローレンス・ヨシタカ)
1987年生まれ。現在はハワイ大学客員研究員。著書に『「混血」と「日本人」 ―ハーフ・ダブル・ミックスの社会史』(青土社)、『「ハーフ」ってなんだろう? あなたと考えたいイメージと現実』(平凡社)。監訳に『インターセクショナリティ』(人文書院)。
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