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災間に生かされて

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〈陸と海、定住と遊動、生と死、虚構と現実、セクシュアリティ…〉
──境界線が溶け合うとき硬直した世界に未来の風景が立ち上がる。

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人は避けがたく、ほんの気まぐれな偶然から、ある者は生き残り、ある者は死んでゆくのです。巨大な災害のあとに、たまたま生き残った人々はどんな思いを抱えて、どのように生きてゆくのか。思えば、それこそが人間たちの歴史を、もっとも深いところから突き動かしてきたものかもしれません。(本文より)

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いくつもの不条理なできごとの底知れぬさみしさを抱えて、それでもなお生きるための思考。


目次

第一章……しなやかにして、したたかに。汝の名は
第二章……東北から、大きなさみしさを抱いて
第三章……渚にて。潟化する世界のほとりで
第四章……民話という、語りと想像力のために
第五章……遊動と定住のはざまに、生きよ


著者プロフィール

赤坂 憲雄 (アカサカ ノリオ) (著/文)
1953年、東京生まれ。学習院大学教授。専攻は民俗学・日本文化論。
『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。
『異人論序説』『排除の現象学』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』『象徴天皇という物語』(岩波現代文庫)、『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『民俗知は可能か』(春秋社)など著書多数。

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