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ADHDの僕がグループホームを作ったら、モヤモヤに包まれた

¥1,760 税込

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「発達障害のある者」という立場で生きてきた僕がグループホームの運営に携わるようになった。両方の立場になって世の中を見てみたら、前よりたくさん「わからないこと」にぶち当たるようになった。
一人の発達障害者が“支援者”という役割も担いながら感じている疑問や不安をもとに、「障害者の権利と義務」、「障害者の支援」、そして「当事者も支援者もハッピーなあり方」に対するおもいを語り、主治医が専門家の視点で向き合い応える。

目次

 はじめに[田中康雄]
 プロローグ“当事者”であり“支援者”である僕が抱える「気持ちの悪さ」

第一章 つい、“障害に甘えてしまう”僕ら
 障害者が社会の一員として生きていくありようって、どんなものだろう?
  ・言い訳しながら生きてきた僕
 水と空気と福祉と権利はタダ?!……じゃないよね。
  ・権利があるなら義務もある

モヤモヤ・ザワザワ 障害者×支援者のエピソード
 エピソード① 「障害は切り札??」
 エピソード② 「本当は自分でできるけど……」
 エピソード③ 「責任を問いたいのではなく、会話がしたい」

山口×田中のキャッチトーク①

第二章 本人のものは本人のもの
 失敗やつまずきだって、その人のもの。
  ・「ゴメン!」と心から言える僕になりたい
 生き続けるために「必要なコト」を教えてほしい。
  ・いろんな「経験」を食べて大きくなる

モヤモヤ・ザワザワ 障害者×支援者のエピソード
 エピソード④ 「失敗の実感を知らないまま……」
 エピソード⑤ 「“寄り添う”とは?」
 エピソード⑥ 「我が子を守る=今をやり過ごす?」
 エピソード⑦ 「『ごめんなさい』を言う機会の保障」

山口×田中のキャッチトーク②

第三章 本人も支援者もハッピーでありたい!
 自分が幸せになるためには、身近な他者も幸せである必要があると思う。
  ・支援者としての僕自身の危うさ
 人同士の当たり前の関係性がそこにもあるはずだよね。
  ・「本人にとっての幸せ」と「周囲にとっての安全・安心」

モヤモヤ・ザワザワ 障害者×支援者のエピソード
 エピソード⑧ 「答えが出ないことだってある」
 エピソード⑨ 「善意とかボランティア精神とかに頼っていたら、助けてもらえるシステムがなくなっちゃう」
 エピソード⑩ 「犠牲の上で成り立たせるのは苦しい」
 エピソード⑪ 「当人の意思を確認・尊重するという意識そのものが抜けてしまっている違和感」
 エピソード⑫ 「『本人が自分でできること』も、福祉の責任?」

山口×田中のキャッチトーク③

 エピローグ 障害があるのは大変だけど、不幸ではない
 おわりに[山口政佳]


前書きなど

はじめに

 (…前略…)

 この本は、当事者の告白本でも支援のありようの指南書でもありません。支援現場にいる当事者でもあり、支援者でもある山口さん個人が抱えている、関係性のありようへの戸惑いや揺れをテーマとしています。なので、読まれた方は、どこにもすっきりした回答があるわけでないことにさまざまな感情を抱き、その戸惑いや揺れに共感したり、違和感を感じたりするかと思います。

 また、ここに登場する山口さんと僕以外のエピソードの登場人物は、特定される方でもありません。山口さんがADHDとして説明している箇所も、医学的な記述ではありません。山口さんを診察し、診断を下したのは僕です。そこだけは事実です。ただ、本書に記載されている山口さんのADHDに関する記述は個人的感覚です。また薬物に対する僕たちのコメントも、あくまでも「そういった感覚、実感がある」ということで、汎化されるものではありません。
 どうか読まれる方には、そのあたりにはご理解をいただきますようお願いいたします。

 本書の構成ですが、各章それぞれ3つの要素で構成されています。
 まずは、それぞれの章の冒頭ではテーマに関連した山口さん自身の経験や考え・疑問が語られます。次に、テーマにつながるさまざまな現場のエピソードに基づいて、山口さんと僕それぞれの視点から思うところを述べています。各章の最後は「キャッチトーク」として、山口さんと僕とでテーマやこれまでの内容について語り合うというものです。オンラインで行った対話は、大きく脱線しながらもとても楽しい時間でした。

 (…後略…)


著者プロフィール

山口 政佳 (ヤマグチ マサヨシ) (著)
発達障害者。ピア・カウンセラー。
COMMON SENSE MATSUMOTO合同会社 グループホームここっち運営者・サービス管理責任者。

田中 康雄 (タナカ ヤスオ) (ゲスト)
こころとそだちのクリニックむすびめ院長。児童精神科医師。臨床心理士。北海道大学名誉教授。
『僕の児童精神科外来の覚書――子どもと親とともに考え、悩み、実践していること』(日本評論社、2022年)、『「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する』(SBクリエイティブ、2019年)

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