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文化メディアシオン 作品と公衆を仲介するもの
¥1,320 税込
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美術作品や文化遺産、演劇、音楽など、文化的なものと鑑賞者・参加者をつなぐ文化メディアシオン。その歴史から現状までを考察。
文化に触れる機会をつくる
メディアシオンという言葉は、中世において、人と、人が近づくことのできない存在をとりもつ際に使われ、司祭やシャーマン、預言者は仲介者(メディアトゥール)と呼ばれた。1990年代半ばになると、この言葉は文化面でも使われ始め、2002年のフランスのミュゼに関する法律の改革計画に、「文化メディアトゥール」という名称が現れる。
美術館、博物館、歴史的建造物の展示パネルやオーディオガイド、劇場での字幕解説やワークショップといった活動は、文化メディアシオンと呼ばれる。こうした活動は多岐にわたるが、その目的は、多くの人に文化に触れてもらうことにある。
本書は、メディアシオンの概念、歴史、組織、財政問題、職業養成のほか、具体的な仕事内容や事例などを盛り込む。ソルボンヌ・ヌヴェル(パリ第三大学)で教鞭を執る二人の著者による待望の一冊。
[目次]
序
I メディアシオン―言葉からものへ
II 政策としての文化メディアシオン
III 文化メディアシオンの活動類型
IV 芸術的、美的メディアシオン―形式と内容との関係
第一章 文化とメディアシオン
I 文化は何に資するのか?
II メディアシオン略史
III 文化メディアシオンの諸戦略
第二章 メディアトゥールとその類縁
I メディアシオン―形成途上の職能?
II メディアトゥールとその他のもの
第三章 文化メディアシオンの仕事
I 口頭によるメディアシオン
II 諸技術を用いたメディアシオン
III ワークショップおよび文化プロジェクト
第四章 メディアトゥールの道具
I 研究方法と知識
II ノウハウ―文化プロジェクトの構想と実現
結論と展望
訳者あとがき
索引/文献/参考文献追補
[著者略歴]
ブリュノ・ナッシム・アブドラ Bruno Nassim Aboudrar
ソルボンヌ・ヌヴェル(パリ第三大学)文化メディアシオン学部教授。専門は芸術理論。著書にLes dessins de la colère(『怒りのデッサン』, Flammarion, 2021)がある。
フランソワ・メレス François Mairesse
ソルボンヌ・ヌヴェル(パリ第三大学)文化メディアシオン学部教授。専門はミュゼオロジー。ユネスコ・チェアホルダーとして、ミュゼの多様性とその進化に関する研究グループの責任者を務める。Serge Chaumierとの共著にLa médiation culturelle(『文化メディアシオン』, Armand Colin, 2017, 2e éd.)、アンドレ・デバレとの編著に『博物館学・美術館学・文化遺産学 基礎概念事典』(東京堂出版、2022)がある。
[訳者略歴]
波多野宏之(はたの ひろゆき)
1945年生
東京外国語大学フランス語学科卒
1984-85年、フランス政府給費留学(ポンピドゥー・センター)
武蔵野美術大学美術資料図書館(現、美術館・図書館)、東京都立中央図書館等を経て、国立西洋美術館主任研究官、駿河台大学文化情報(現、メディア情報)学部教授、現在、名誉教授
主要著書
『画像ドキュメンテーションの世界』(勁草書房)
『ミュゼオロジー実践篇:ミュージアムの世界へ』(共著、武蔵野美術大学出版局)
『デジタル技術とミュージアム』(編著、勉誠出版)
訳書
ジャック・サロワ『フランスの美術館・博物館』(共訳、白水社 文庫クセジュ)
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