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フェミニスト現象学入門
¥2,420 税込
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妊娠、月経、身振り、ハラスメント、トランスジェンダー、カミングアウト、女らしさ/男らしさ、人種差別、障害、老い
この世界に生きるということはどのような経験なのか?
ボーヴォワール、メルロ=ポンティといった哲学者の議論を拡張しつつ、当事者たちの経験の記述から様々なテーマに接近し、「当たり前」と「規範」の問い直しを試みる。
フェミニスト現象学に関係する論文や海外文献も紹介した文献案内も巻末に収めた、充実の入門書。
目次
はじめに
Ⅰ フェミニスト現象学の始まり
01 フェミニスト現象学とは何か?
――基本的な視点と意義(中澤 瞳)
1 出発点としての女性の経験
2 反自然主義、反本質主義という視点
3 フェミニスト現象学が向き合ってきた課題
4 人間と世界をその事実性から出発して了解する
5 フェミニスト現象学の意義
02 女の子らしい身振りとは何か?
――身振りについてのフェミニスト現象学(中澤 瞳)
1 当たり前を作っているのは体の作りか習慣か
2 女らしい仕草と生き方
3 女の子みたいな投げ方:世界の現れ方の違い
4 「できる」身体と「できない(かもしれない)」身体
03 妊娠とは、お腹が大きくなることなのだろうか?
――妊娠のフェミニスト現象学(宮原 優)
1 変化する身体:習慣と知覚
2 妊娠期における習慣の解体:「不安定な身体」
3 胎児との共存
04 なぜ月経を隠さなくてはいけないのだろうか?
――月経のフェミニスト現象学(宮原 優)
1 現代社会において月経を隠すことが課す負担
2 月経に付与された意味と役割
3 人間の身体
Column 1 セックス/ジェンダーの区別とフェミニスト現象学(稲原美苗・川崎唯史)
05 外見を気にしてはいけないのか?
――ボディ・イメージと雰囲気のフェミニスト現象学(佐藤 愛)
1 摂食障害
2 ボディ・イメージ
3 誰かの外見に巻き込まれる?
4 見えないものを見る
5 不思議な粘土細工
6 他者とともに作る自分だけの外見
06 どこまでがセクシュアル・ハラスメント?
――ジェンダー視点の重要性(山本千晶)
1 「セクシュアル・ハラスメント」の大まかな説明
2 女性に年齢を聞くのはタブー?
3 「つき合っている人いるの?」がときに相手にもたらす困惑
4 「お子さんは?」という質問の「性的(セクシュアル)」な側面
5 「経験」からはじまる
Column 2 「愛の証」とドメスティック・バイオレンス(酒井麻依子)
07 一人暮らししなければ一人前じゃないのか?
――〈 家に住むこと〉のフェミニスト現象学(池田 喬)
1 時空の中心、世界の拠点としての家
2 親と同じ家に住む:自立へのステップとその影
3 一人暮らしへの挑戦:孤立は自立ではない
4 語りの場としての家:物質化されたアイデンティティ
5 家に住むことと自分であること
Column 3 ケアをお金で買うってどういうこと?( 佐藤 靜)
Ⅱ フェミニスト現象学の拡がり
08 なぜ今、フェミニスト現象学なのか?
――展開と挑戦(稲原美苗)
1 「マイノリティ」側から世界を考える
2 フェミニスト現象学の展開
3 フェミニスト現象学の挑戦
09 なぜ自分のセクシュアリティを口に出すのか?
――経験からのセクシュアリティ再考(フィリップ・ヒューズ)
1 日常を問う現象学について
2 規範としてのセクシュアリティ
3 異性愛規範が起こすSO差別
4 イギリスの異性愛規範
5 日本の異性愛規範と、外国人である私
6 セクシュアリティ再考
Column 4 SOGI は区別できるのか?(古怒田望人)
10 「性別違和」とは何か?
――トランスジェンダー現象学の導入に向けて(藤高和輝)
1 トランスジェンダーと「間違った身体」
2 病理学的図式
3 身体イメージ・モデル
4 身体イメージと社会的構築
5 三人称パースペクティヴを越えて
Column 5 トランス嫌悪と現象学(藤高和輝)
11 男だってつらい?
――男らしさと男性身体のフェミニスト現象学(川崎唯史・小手川正二郎)
1 「 男なら泣くな」
2 男らしさの現象学へ:「密閉された身体」を例に
3 スポーツ
4 セックス
Column 6 トランス男性性(藤高和輝)
12 人種は存在するのか?
――差別に対するフェミニスト現象学的アプローチ(池田 喬・小手川正二郎)
1 人種とジェンダーの現象学の展開
2 ハーフに注目した人種の現象学
13 障害はどのような経験なのか?
――生きづらさのフェミニスト現象学(稲原美苗)
1 障害の個人モデル、社会モデル、生活モデル
2 障害に対するフェミニスト現象学的アプローチ
3 障害者の「生きられた経験」を考える
14 年を取ることと、老いることは同じなのか?
――フェミニスト現象学の視点から考える老い(中澤 瞳)
1 「もう年だ」と「なんてお若い!」
2 何歳から老人?:年齢と老い
3 できなさの経験
4 老いることは怖くない
5 人間らしさの喪失
6 愛の喪失
文献案内
おわりに
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