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黙々 聞かれなかった声とともに歩く哲学

¥2,860 税込

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ディオゲネス/ニーチェ/マルクス/魯迅……。現代韓国社会の問題を現場から見つめる哲学者が世間の「正しさ」と「当たり前」の裏側にある欺瞞と差別意識を解き明かし、希望と絶望の間で生き抜くヒントを与える革新的思索集。

◆目次
プロローグ 遥かな東方の空

第一部 希望なき人文学
 ノドゥル障害者夜学の哲学教師
 言語の限界、とりわけ「正しい言葉」の限界について
 「考えの多い二番目の姉さん」と哲学の成熟
 声と責任
 思考する人間と苦痛をうける人間

第二部 犬が吠えない夜
 見る目と見える目
 果敢に海外旅行に行った生活保護受給者のために
 慈善家の無礼
 言葉とため息のあいだで
 納得できない「それゆえ」
 ある少年収容所
 使いものにならない人
 約束
 喋るチンパンジー
 生命のゴミ
 「明日」が来ない四〇〇〇日
 苦痛を知らせてくれる苦痛
 被殺者は免れても殺人者は免れることができない

第三部 空席を耕すこと
 記憶とは空席を用意して見まもること
 「わたしたちが暮らす地はどこですか」

第四部 この運命と踊ることができるか
 不可能な象
 障害者、スーパーマン、超人
 ずた袋がない人
 日差し、それのみ
 裁判以前に下された判決
 ある脱施設障害者の解放の経済学
 わたしの友人、ペーターの人生談
 キム・ホシクを追悼し――二周忌追悼式の場で(二〇一八年四月七日)

エピローグ 終わりが未完である理由
訳者あとがき


◆著者紹介

高秉權(コ・ビョングォン)
長いあいだ研究者たちのコミューンであるスユノモで勉強や講義を行ってきた。現在は障害者差別に抗って勉強や闘争をする「ノドゥル障害者夜学」と、読むことに熱情を持つ人びとの空間「読むことの家」で活動している。ソウル大学社会学科で「西ヨーロッパにおける近代的貨幣構成体の形成」で博士学位を取得し、これまで二〇年ほど様々なテーマで著書を編んできた。ニーチェに関する研究書に『ニーチェ、千の目千の道』『ニーチェの危険な本、ツァラトゥストラはこう言った』『アンダーグラウンド・ニーチェ』『ダイナマイト・ニーチェ』があり、社会運動と民主主義に関する著書として『追放と脱走』『民主主義とは何か』『占拠、新しいガバメント』などがあり、様々な現場で人文学を勉強しながら浮かんだ悩みを込めたエッセイに『高酋長、本で世の中を語る』『「生きていく」』『哲学者と下女』(今津有梨訳、インパクト出版会、2017)などがある。最近はマルクスの『資本論』を解説した『ブッククラブ資本』シリーズ(全12巻)を刊行した。現在は人間の限界ないし境界としての障害について研究している。

影本剛(かげもと・つよし)
朝鮮文学専攻。大学非常勤講師。韓国語共著に『社会主義雑誌『新生活』研究』『境界から見た災難の経験』『革命を書く』などがある。日本語への訳書にクォンキム・ヒョンヨン編『被害と加害のフェミニズム』(共訳)、金賢京『人、場所、歓待』、李珍景『不穏なるものたちの存在論』があり、韓国語への共訳書に金時鐘『失くした季節』、栗原幸夫『プロレタリア文学とその時代』などがある。


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