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三世と多感
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さあちょっとの間アメリカ人のふりをしてみよう。
お次は日本人のふり。二世のふりをしてみよう、
帰米のふりをしてみよう。三世のふりをしてみよう。
前編は「三世」で日系収容を知らない「失われた世代」である三世たちの姿を描き、後編の「多感」ではオースティンの七つの小説の構造を日系社会に落とし込みパロディにした二部構成の短編集。ヤマシタは、日系収容という「過去」を確かめつつ「三世」としての自分の立ち位置をどのように描いているのか?
マジック・リアリズムの騎手による集団的記憶の軌跡!
目次
Ⅰ 三世
風呂
歯科医と歯科衛生士
紳士協定
ボンベイ・ジン
ボルヘスとわたし
キティのキス
小春日和
結腸・内視鏡
コン・マリマツ
三世レシピ
LA/ガーデナ特製年表
Ⅱ 多感
しかたがない&もったいない
義理と我慢
モントレー・パーク
エミ
日系ゴシック
パースエイジアン
オマキさん
あとがき―三世ジェインネット
謝辞
訳者解説
著者プロフィール
カレン・テイ・ヤマシタ (カレン テイ ヤマシタ) (著/文)
Karen Tei Yamashita
日系アメリカ作家。1951年生まれの日系三世。第二次世界大戦における日系収容を経験しておらず、親からもその集団的記憶を語られないという状態で執筆したその作品には、被害言説から逸脱した日系性の諸相を伺うことができる。作品のジャンルは小説のみならず、演劇、短編、随筆と多岐にわたる。初期の90年代の主要作品としては『熱帯雨林の彼方へ』(1990年)、ロサンゼルスを舞台にした『オレンジ回帰線』(1997年)など。2000年代においては日系収容の史実に向き合った『記憶への手紙』(2017年)がある。またアジア系移民労働者用のホテルを舞台にした『I ホテル」(2010年)は600頁を超える長編である。2021年全米図書協会米国文学功労章受章。
牧野 理英 (マキノ リエ) (翻訳)
日本大学文理学部英文学科教授。アリゾナ州立大学英文学科博士課程修了(博士号)。専門分野は現代アメリカ文学(エスニック文学、英語圏日系文学)。単著に『抵抗と日系文学:日系収容と日本の敗北をめぐって』(2022年、三修社)。共編著に『アジア系トランスボーダー文学:アジア系アメリカ文学研究の新地平』(2021年、小鳥遊書房)。共著にTrans-Pacific Cultural Studies (Sage, 2021)、Approaches to Teaching the Works of Karen Tei Yamashita (MLA, 2021)。翻訳は『ツナミの年』 牧野理英[訳](単著 翻訳小鳥遊書房、2020年、全242頁)などがある。
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