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ABC Dinosaur
¥1,650
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アルファベッ島には、時代をこえてたくさんの恐竜が集まっています。アルファベットのかるたのようなつくりで、恐竜をアルファベット順に、リズミカルな楽しいことばとかわいいキャラクターで紹介していく恐竜絵本です。巻末に、大文字と小文字のアルファベット一覧、見返しに、恐竜めいろと恐竜の大きさくらべを掲載。
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Casa BRUTUS 特集:フランク・ロイド・ライトと日本
¥1,080
SOLD OUT
近代建築の三大巨匠の中でも日本との関わりが最も深いのがF・L・ライト。この秋に竣工100周年を迎えた帝国ホテル二代目本館はもちろん、山邑太左衛門邸(現・ヨドコウ迎賓館)や自由学園明日館といった建築が現存。また、葛飾北斎、歌川広重をはじめとした浮世絵の生粋のコレクターでもあり、日本における高弟の遠藤新が手がけた建築もいくつも保存されています。そして、帝国ホテル 東京・新本館のデザインアーキテクトとしてライトの意志を受け継ぐのが日本人建築家の田根剛。豊田市美術館では日本で26年ぶりとなる『フランク・ロイド・ライト』展も開催。そこで、本誌22年ぶりのF・L・ライト特集は日本との関係に着目しました! CONTENTS Features 034 フランク・ロイド・ライトと日本 036 Imperial Hotel 帝国ホテル 今も「東洋の宝石」として輝く、巨匠、F・L・ライトが遺した傑作。 050 Biography フランク・ロイド・ライトとは何者か? 052 F.L.Wright Education_1 F・L・ライトの基礎知識① 建築編 054 Fallingwater 落水荘 周辺の大自然と響き合う、住宅建築の金字塔。 062 Guggenheim Museum グッゲンハイム美術館 ライト建築の中でも最も親しまれてきた代表作。 066 F.L.Wright Education_2 F・L・ライトの基礎知識② 人物編 068 Origin ライトの深奥を探して、 田根剛と原点の地へ。 タリアセン/ロビー邸/SCジョンソン本社ビル・研究棟/ユニティ・テンプル/ホーム アンド スタジオ/ルッカリー・ビル/ジェイコブス邸/ユニテリアン・ミーティングハウス/モノナテラス 090 F.L.Wright Education_3 F・L・ライトの基礎知識③ 日本編 092 Yamamura House 櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。 特別版 山邑太左衛門邸 098 Jiyugakuen Myonichikan 自由学園明日館 簡素でありながら”自由な心”を宿す学び舎。 102 Exhibition 日本で26年ぶり! F・L・ライト展。 104 Taliesin 名作照明《タリアセン》と日本の建築家たち。 110 Sidekick ライトの高弟、遠藤新の足跡を辿る。 甲子園ホテル/加地利夫別邸/近藤賢二別邸/小塩完次邸/真岡尋常高等小学校講堂/目白ヶ丘教会 Regulars 020 ホンマタカシ before and after TANGE Architecture _24 アートプラザ 023 Window on the World マカオ:ザハ・ハディド・アーキテクツによるWホテルが誕生! 東京:日本初! グッチの完全予約制サロンが銀座の旗艦店に上陸。 130 祐真朋樹 Miracle Closet No.203 旧館林市庁舎(館林市民センター) 134 古今東西 かしゆか商店 Buying No.66 伊賀焼の土鍋 153 News! on Your Fridge 〈プラダ〉の保冷ボトル付きバッグ。 〈クリッパン〉と〈ミナ ペルホネン〉のコラボ。 159 長山智美 デザイン狩人 No.182 〈マリメッコ〉の新作ホームコレクション 161 レストラン予報 #119 千駄ヶ谷 CENSU TOKYO 165 A Wall Newspaper ● 谷尻誠&吉田愛が案内! サポーズデザインオフィスの新事務所兼複合施設〈猫屋町ビルヂング〉を徹底解剖。 ● 内藤廣の”赤鬼”と”青鬼”と巡る大規模建築展が、自身の手がけた名建築で開催中。 171 ほしよりこ カーサの猫村さん 第164回 とうとう背泳ぎもできるようになりました。 猫村さんは今月もがんばっています。。 174 Chill CARS vol.076 トヨタ マスターエースサーフ 179 Next Issue さて12月号の特集は…? 180 Life@Pet VOL.252 ほどよい距離感の同居猫。 タビ Kindle→https://amzn.to/46wAcl2
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うれしい近況
¥2,200
SOLD OUT
*初回入荷はサイン本です How are you? 小さな暮らしが歌になる 岡野大嗣 第4歌集「うれしい近況」 誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった
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オレは海ヘビ くねくねと迷いながら
¥660
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〈ダメすぎる自分がイヤすぎて、どうにもできなくてウグウグと、うだうだと、苦しみ悶えながら東京・中野の区立中央図書館の学習席に座って、コソコソと「これ」を描いた。〉 2013〜2014年、ライターの仕事がほとんどなく、苦しい日々を送っていた和田靜香さんが、中野区立中央図書館で描いたイラストエッセイを、リソグラフ印刷でzineにしました。 発売日:2023年9月30日 判型:A5判、リソグラフ印刷(表紙2色、本文1色) 頁数:16ページ 著者:和田靜香 表紙デザイン:多岐亡羊 印刷:えんすい社 発行:サッフォー編集室 発売:本と喫茶 サッフォー
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[再入荷待ち]50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと
¥1,980
SOLD OUT
50代女性、フリーランス、ひとり暮らし。 仕事は? 住まいは? 人生は? この先、なんとかなるんだろうか……? でも、なんとかならなきゃ困ります。だって、私の老後がかかってんですよっ! 老後を目前に不安にかられた著者は「女性議員ならこの不安を自分ごととして考えてくれるのでは?」と希望を抱き、日本で唯一パリテ(男女同数)議会を20年以上も続けてきた大磯町議会をたずねる。 取材の中で浮かび上がってきたのは、自分自身が下積み時代に受けた悔しい女性蔑視、世代の異なる師匠との考え方の違い、50代になってからフェミニズムを知った苦しさなど、意外にも"個人的なこと"だった── 『時給はいつも最低賃金〜』の著者による、パワフルな政治&フェミニズムエッセイ。 ここ数年、明け方4時ぐらいにときどき目が覚めていたのがより頻繁になった。(中略)深呼吸し、胸をさするけれど、不安がむくむくとふくらんでいく──今日はひとりでなんとか暮らしていても、そのうち色んなことが大儀になり、ふだんの生活そのものが難しくなるのかも?(中略)ああ、どうしよう、どうしよう。なんとかしなきゃ。 (「はじめに 老いているのだ、着々と。」より抜粋) 目次 はじめに 老いているのだ、着々と。 第一章 私はフェミニズムを知らず、間違え、苦しんできた コロナでバイトをクビに。我が人生、詰みにけり #MeToo運動は遠い外国のこと 「年とったときのための結婚」はしなかった ジェンダーギャップ指数は世界最低クラス 日本に20年間も男女同数のパリテ議会があったなんて! 第二章 ひとり身でも安心して年をとれる社会にしたい パリテ実現、本当~ に、たいへんなことなんですYo! 56歳、初めて地方議会のしくみを知る 絶望のまま自転車を漕いで死を考えたけれど 「原発さえなければ」の悲しみにつき動かされ 「あなたにもひとりで生きる意味がきっとある」 ひとり身トリオ結成! バイトに明け暮れても、とにかく書きたい 第三章 女性の政治家が増えるとどうなる? 自分の暮らす町の女性議員の数、知ってますか? 「女の人が出たのなら、そりゃあんたに入れるよ」 「すぐにLINEできる友達」以外の地域のつながり やりたくない人に基準を合わせるのをやめてみる 自分の住む町をDIY! 「私なんか褒められるに値しない」という思い込み 第四章 選ばなかった「妻」「母」の道 56歳で大学入学、59歳で初当選 ⁈ 「子どもがいてこそ一人前」という呪い 女性パワー爆発、全員当選 身寄りのない子どもを育てた“ おんな弥太郎” 「お金持ちの趣味っぽい」と遠ざけていた消費者運動 五十代には五十代の働き方がある 「口に入れるもの」を自治する 主婦が町の主役に 女たちは分断させられてきた 母に抱いていた感情は、父の言葉そのものだった 資本主義社会で「主婦化」されてきたすべての女性たち 第五章 おしゃべりから始まる抵抗 コメよこせ! 生きさせろ! うまいこと話せなくっても、声をあげる 東京以外で暮らすという新たな選択肢 「おしゃべりをしたいから議員にはなりません」 逃げずにイヤと言えばよかったのか! 平等のために「みんな同じ」にする必要はない 正解のない問いを問い続ける力 パリテの真相は……? 2003年、日本初のパリテ達成 変化も早いパリテの議会 異例の決議案「安倍首相は猛省を」 おわりに、のその前に―遅れてやってきたフェミニズム おわりに 著者 和田靜香 (ワダ・シズカ) 1965年生まれ。相撲・音楽ライターにして、政治ジャンルで『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』(左右社)の2冊を上梓。異例のヒットとなり、累計3.6万部を突破する。今後は市民がつながるためのおしゃべり会を、公民館でやるつもり。 Kindle→https://amzn.to/3LGZ4hE
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暗闇の効用
¥2,420
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暗闇が消えると何が失われるのか? 生物学者が詩的に綴る、感動の科学エッセイ。 2022年度 英ウォーターストーンズ ポピュラーサイエンス部門 ベスト・ブック獲得 スウェーデンから、アメリカ、ドイツほか各国で続々翻訳 闇がなければ光はなかった 闇は光の母 ――谷川俊太郎 いま、街灯の照明をはじめとする人工の光が、多くの夜の自然の光を奪っている。その結果、古来から続く生物の概日リズム(体内時計)を乱し、真夜中に鳥を歌わせ、卵から孵化したウミガメを間違った方向へ誘導し、月明かりの下の岩礁でおこなわれるサンゴの交配の儀式すら阻害している。 本書は、人工の光による自然への影響(=光害:ひかりがい) をひもとき、失われた闇を取り戻そうとする呼びかけである。 (目次) はじめに 消えていく夜 第1部 光害 暗闇のサイクル/暗闇での体験/光に照らされた惑星/掃除機効果/失われた交尾の本能/大量死 第2部 夜──その重要な生態系地位 暗闇の視覚/目/夜の感覚/たそがれ時の動物たち/不自然な光の中で歌う/自然のランタン/光の春/星のコンパス/めまいのする都市/偽物の夏/実りのない夜/海の花火/海が待つ場所/月明かりのなかのロマンス/青ざめたサンゴ/トワイライト・ゾーンにて/流転する生態系/夜の公益的機能 第3部 人類と宇宙の光 3つの薄明/ダークマター/夜空の測定/聖ラウレンチオの涙/月は1つだけ?/青の瞬間/黄褐色の空/産業の光/時計が止まるとき/病気をもたらす過剰な光 第4部 陰翳礼賛 魂を慰める時間/陰翳礼讃/LEDの光/暗闇のツーリズム/王家が残した暗闇/暗闇の静かな会話/逆境にある時間 著者 ヨハン・エクレフ スウェーデンのコウモリ研究者・作家。ココウモリの視覚に関する研究、および、最近では光害に関する研究で知られる。スウェーデン西部に住み、自然保護活動とコピーライティングに従事。20年近くコウモリの研究をおこなった後、現在は自身のコンサルタント会社を経営する。コウモリ、夜の生態系、自然に優しい照明の専門家として、公共事業機関、風力発電事業者、自治体、都市計画者、環境保護団体などをクライアントに持つ。本書は、英語に翻訳された2冊目の著書である。 訳者 永盛鷹司(ながもり・ようじ) 翻訳家。東京外国語大学大学院総合国際学研究科言語文化専攻、博士前期課程修了。主な訳書に『家庭の中から世界を変えた女性たち アメリカ家政学の歴史』(上村協子・山村明子監訳、東京堂出版、2022年)など。 Kindle→https://amzn.to/3txlxrp
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となりのブラックガール
¥3,080
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若手編集アシスタントのネラはNYの老舗出版社で唯一の黒人女性。人種問題に無理解な職場に疲れていたある日、同世代の黒人女性が入社してくる。ネラは親交を深めようとするが、そこには大きな陰謀が@@ダークな皮肉冴えわたる新世代のBLM小説。解説/渡辺志保 Kindle→https://amzn.to/3tmIDRh
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うるさいこの音の全部
¥1,760
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嘘だけど嘘じゃない、作家デビューの舞台裏!「おいしいごはんが食べられますように」で芥川賞を受賞した高瀬隼子さんが挑む新たなテーマはなんと「作家デビュー」。ゲームセンターで働く長井朝陽の日常は、「早見有日」のペンネームで書いた小説が文学賞を受賞し出版されてから軋みはじめる。兼業作家であることが職場にバレて周囲の朝陽への接し方が微妙に変化し、それとともに執筆中の小説と現実の境界があいまいになっていき……職場や友人関係における繊細な心の動きを描く筆致がさえわたるサスペンスフルな表題作に、早見有日が芥川賞を受賞してからの顛末を描く「明日、ここは静か」を併録。 目次 うるさいこの音の全部 明日、ここは静か 【著者略歴】高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞しデビュー。2022年「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞を受賞。著書に『犬のかたちをしているもの』『水たまりで息をする』『おいしいごはんが食べられますように』『いい子のあくび』がある。 Kindle→https://amzn.to/46Qc10X
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抵抗への参加 フェミニストのケアの倫理
¥2,530
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世界的なベストセラー『もうひとつの声で』に自ら応答した本、いよいよ日本で出版!ケアの倫理は、フェミニストの倫理であると同時に人間の倫理である ケアの倫理の金字塔『もうひとつの声で』の刊行から時を経て、ギリガンがたどりなおす抵抗の軌跡。出版後に向けられたフェミニストからの批判への応答に加え、ギリガンの半生の語りと、そこから紡ぎだされるケアの倫理をめぐるアカデミックエッセイ愛の要求も民主主義社会における市民権の要求も、同じひとつのものだということを教えてくれる少女たちと女たちの声をここに読む!本邦初訳 目次 第1章 未来を見るために過去を振り返る―『もうひとつの声で』再考 第1節 正義対ケア論争の先にある議論に向けて 第2節 なぜケアの倫理は攻撃にさらされているのか―家父長制への通過儀礼 第3節 鍵としての少女と女の声―家父長制への抵抗 第2章 わたしたちはどこから来て、どこへ向かうのか ある寓話 第1節 わたしたちはどこから来たのか 第2節 わたしたちはどこまで来たのか 第3節 わたしたちはどこへ向かうのか 第4節 なぜわたしたちは、いまもなおジェンダーを研究する必要があるのか? 第3章 自由連想と大審問官―ある精神分析のドラマ 第1幕 『ヒステリー研究』と女たちの知 第2幕 トラウマの隠蔽 第3幕 女たちの抵抗、男たちとの共闘 第4幕 大審門官の問いかけ―愛と自由を引き受けるために 第4章 抵抗を識別する 第1節 美術館で 第2節 もし女たちが… 第3節 抵抗 第4節 完璧な少女たちと反主流派たち 第5節 少女を教育する女/女を教育する少女 最終楽章 第5章 不正義への抵抗―フェミニストのケアの倫理 第1節 ケアという人間の倫理―少年たちの秘密 第2節 ケアの倫理が目覚めるとき―民主主義を解放するために
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検証「LGBT理解増進法」
¥1,320
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「LGBT理解増進法」成立の経緯をたどる迫真ドキュメント 多くの抗議の声があがる中「LGBT理解増進法」が成立した。当事者が求め続けてきたSOGIに基づく差別は、なぜ「禁止」されなかったのか。法律成立までの経緯とともに、中身を検証し、この法律を今後に生かす方途をQ&A形式で解説。 目次 はじめに 第1部 「LGBT理解増進法」成立の過程を追う (1)G7サミットに向けた当事者団体の動き (2)首相秘書官発言の波紋 (3)岸田首相との面会へ (4)国内での運動の積み重ね (5)G7広島サミット開催へ 法案をめぐる攻防 (6)最終盤のジェンダーバックラッシュ (7)異例づくめの法案成立 (8)これからに向けて 第2部 「LGBT理解増進法」はどういう法律か Q1 この法律によって全国で研修など理解増進のための取り組みが実施されるのですか? Q2 性的指向やジェンダーアイデンティティを自分の意思で変えたり、選択することは可能なのですか? Q3 「ジェンダーアイデンティティ」などの用語の使い方は、この法律に合わせないといけないのですか? Q4 この法律は、男女別施設(公衆浴場やトイレ)などの利用ルールを変えるものですか? Q5 この法律に基づく学校教育は、保護者の理解が得られないと実施できないものなのですか? Q6 この法律は、自治体の取り組みを制限したり、性的マイノリティに関する教育に介入するきっかけとなるものですか? Q7 法案審議で「民間団体等の活動の促進」が削除されたと聞きましたが、、民間団体に否定的な見解に基づくものですか? Q8 「全ての国民が安心して生活すること」への「留意」が記された第十二条は、権利保障の取り組みを阻害するものなのですか? おわりに 著者 神谷 悠一 1985年生まれ。LGBT法連合会理事・事務局長。内閣府「ジェンダー統計の観点からの性別欄検討ワーキング・グループ」構成員等を歴任。
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なんかいやな感じ
¥1,760
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ずっとそこにあって、続いてきたもの。その漠然とした感覚を直視してみようと思った。 1982年生まれ。物心ついてから今まで、遠くて起きていたこと。近くで起きていたこと。 その記憶を重ねて、「社会」を語るためにも、まずは「感じ」を考えてみようと思った。 〈今回の本は、自分の体験や思索を振り返るようにして、この社会に染み込んでいる「いやな感じ」はどういう蓄積物なのかを見つめようとした記録である。…同世代が読めば通じやすい話も出てくるが、特に世代論ではない。主題は史実や思い出ではなく「感じ」である。〉ーー「まえがき」より 【目次】 ・なんか不穏 ・特有のウザさ ・ケジメとは ・土埃 ・まだずっと未来を見ている ・遠くで起きていた ・近くで起きていた ・坂の上の家 ・見抜かれちゃうぞ ・選ばれるとは ・管理されたい ・学ばないほうが ・つながりたくない ・自転車だから ・Have Passion ! ・調整さん ・ハイタッチ ・ナンバーワン・オンリーワン ・記憶とは現在 ・自分の責任だよね ・社会の歩み方 ・自分語り ・You ・どげんかせんと ・お前らにはわからないだろうな ・ガールズストリート ・私を信じて ・震災の日、東京で ・決めるのは自分 ・人権を消そうとする ・悪口禁止 ・いやな感じ 著者 武田 砂鉄 1982年生まれ。出版社勤務を経て、2014年よりライターに。2015年、『紋切型社会』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『コンプレックス文化論』『日本の気配』『わかりやすさの罪』『偉い人ほどすぐ逃げる』『マチズモを削り取れ』『べつに怒ってない』『今日拾った言葉たち』『父ではありませんが』などがある。週刊誌、ファッション誌、webメディアなどさまざまな媒体で執筆するほか、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍している。 Kindle→https://amzn.to/45qmnTY
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#Z世代的価値観
¥1,650
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マーケティング用語じゃない。これはまったく新しい「世代論」 絶望的な世界に生まれた“Z世代”が 「愛」と「連帯」で価値観の革命を起こす! 「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」受賞! メディア・SNSで話題騒然!『世界と私のA to Z』の著者による画期的エッセイ お金、健康、人間関係、SNS、仕事―― Z世代的価値観で分析する“私たちのいま” ・「ホットガール」とセルフラブ ・セラピーは心の必需品 ・「リアル&楽しい」食に夢中 ・エブエブ旋風の奇跡 ・さよなら「インフルエンサー」消費 ・つながりが広げる読書 ・ブランド価値より「今」の価値 ・「仕事≠人生」的な働き方 著者 竹田 ダニエル 1997年生まれ、カリフォルニア州出身、在住。「カルチャー×アイデンティティ×社会」をテーマに執筆し、リアルな発言と視点が注目されるZ世代ライター・研究者。「音楽と社会」を結びつける活動を行い、日本と海外のアーティストを繋げるエージェントとしても活躍。著書に『世界と私のA to Z』。「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」を受賞。カリフォルニア大学バークレー校大学院在学中。 Kindle→https://amzn.to/3Q33imq
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小さな町
¥1,980
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過去をすべて消しても生きていけるだろうか? 私だけが知らなかった、私のもう一つの物語 幼い頃の記憶。火事に見舞われた小さな町で、亡くなった悲しみに犬を飼う人々。死んだ兄。森の中に隠れて暮らす女性。いなくなった父。母の秘密。夫のスクラップブックと、消えた女優。現在と過去が交錯し、思わぬ真実が立ち上がってくる。 -------- ソン・ボミの作品には「消える」人たち、特に女性たちが多く登場する。 私たちはみな日常の中で、自分の意志とは関係のない、外的な要因によって生活が180度豹変することが多々ある。そうやって日常が崩壊してしまったあとも、依然として人生は続いていく。私たちはどのように生きていけばよいのか。これは訳者としての私の関心事でもあるのだが、『小さな町』はそういう疑問から始まった作品としても読めるのではないだろうか。(略) 「私」はすべての真実が明らかになったとき、過去と向き合うことにした。それはもうこれ以上、「消える」ことを望まないという意味でもある。多くの女性たちが自ら選択したものの前であっけなく崩れていく中で。すべては運命だと受け止めた母は、後悔のない人生を送ったのだろうか。母が、そして消えた女性たちが、本当に守りたかったものは何だろう。「私」はこれからどのような選択をして生きていくのだろうか。 (訳者あとがきより) <あらすじ> 病床の母から繰り返し聞かされた、幼少期をすごしたあの小さな町の記憶。そこでは火事で多くの人が亡くなり、私の兄もそのとき死んだのだという。ある日、家出してたどり着いた森の中の家には、女性が隠れ住んでいた。それを機に母と親しくしはじめた彼女が起こした騒動をきっかけに、私の家族は壊れてしまう。 最期まで語られなかった母の秘密。記憶をたどる中、父との再会で告げられた思いもよらない真実とは……。 目次 一 反作用 二 至上命令 三 無神論者 四 交換 五 また別の女 六 ステキなしきもの 七 僕たちは失敗したんだ 八 死人に口なし 訳者あとがき 著者プロフィール ソン・ボミ (ソン・ボミ) (著/文) ソン・ボミ(孫步侎/손보미) 1980年生まれ。2009年に21世紀文学新人賞を受賞、2011年に東亜日報の新春文藝に短編小説「毛布」が当選する。短編集に『彼らにリンディ・ホップを』『優雅な夜と猫たち』『愛の夢』、長編小説に『ディア・ラルフ・ローレン』『小さな町』『消えた森の子どもたち』などがある。若い作家賞、大山文学賞、李箱文学賞などを受賞。 橋本智保 (ハシモトチホ) (翻訳) 橋本智保(はしもと・ちほ) 1972年生まれ。東京外国語大学朝鮮語科を経て、ソウル大学国語国文学科修士課程修了。 訳書に、鄭智我(チョンジア)『歳月』(新幹社)、キム・ヨンス『夜は歌う』『ぼくは幽霊作家です』(新泉社)、チョン・イヒョン『きみは知らない』(同)、ソン・ホンギュ『イスラーム精肉店』(同)、ウン・ヒギョン『鳥のおくりもの』(段々社)、クォン・ヨソン『レモン』(河出書房新社)『春の宵』(書肆侃侃房)、チェ・ウンミ『第九の波』(同)、ハン・ジョンウォン『詩と散策』(同)など多数。
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蛇の棲む水たまり
¥2,200
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「陶芸家の鹿児島睦さんの展覧会が開かれます。新作の器を見て、そこからお話を作っていただけませんか」 依頼を受けた作家の梨木香歩さんは、色や形のさまざまな器に草花に馬や象、蛇などの生き物が描かれた200点の作品を1枚ずつ、何度も繰り返し見ながら物語を紡ぎました。梨木さんの物語を受け取った鹿児島睦さんは、何度も読んで反芻し、ラストシーンに新しい1枚を制作しました。 このようにして生まれた本です。水たまりを見つけのぞき込む馬のように、水たまりに棲む蛇に、会いにいってください。
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朝おやつ
¥1,320
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甘美な口福に満ちた、芳醇なお菓子文学 「朝おやつ」として愛食する43の甘味の記憶をめぐる物語 全国を旅して見つけた美味しい甘味の魅力を、優しい筆到で丁寧に描いてきた文筆家・甲斐みのり。 朝おやつとして愛食する甘味たちを、美味しさが溢れ出す美しい写真と共に丁寧に描きました。 朝おやつが運んでくれた大切な人たちとの出会い、そして別れ。 甘いだけではない物語の数々は、誰もの心の奥にある甘い記憶を思い出し、懐かしい人や風景が鮮明に呼び起こされます。 甲斐みのりの集大成といえる、お菓子愛に満ちた名随筆集がここに完成! 装画は画家・湯浅景子が「ゼリーのイエ」を美しい切り絵で表現しました。 朝食の後にちょっとつまみたいものもあれば朝食代わりにしっかり食べたいものもある。それらを朝おやつと称して楽しんでいる。今でも調子が出ない朝がある。そんなとき朝おやつがひとつあるだけで一日を快く始められる。朝おやつは幸福な記憶の源であり、お守りであり、自分を奮い立たせてくれるスイッチ。私の暮らしに欠かせない、愛すべき大切なものになった。(「はじめに」より) 目次より 街歩きで見つけた宝物 リバティ「うさぎパン」 不得手は得手 赤倉観光ホテル「フルーツケーキ」 浜松の秘蔵っ子 まるたや「あげ潮」 東京らしい洋菓子店 近江屋洋菓子店「フルーツポンチ」 童心に返る佳味 マッターホーン「バウムクーヘン」 漫画の中のアップルパイ マミーズ・アン・スリール「アップルパイ」 最強の相棒 とらや「小形羊羹」 歓喜が溢れるゼリー 「ゼリーのイエ」 無限の可能性を秘めたお菓子 村岡総本舗「シベリア」 食べることと愛でること 翁堂「犬のルーパー」 パリジェンヌ「ポチ」 愛でる愛おしいお菓子 ハラペコラボ「こうぶつヲカシ」 福島のあの子 会津の雪「ソフトクリーミィヨーグルト」 真の地元パン シロヤ「サニーパン」「サーフィン」 郷土玩具のお菓子 おかしのオクムラ「こけしのあたまんじゅう」 早起きは三文の得 カリーナ「サンドイッチ」 子羊の贈り物 ロミユニ「カトルカール・アニョー」 素朴なアイドル 前田屋製菓「志ら玉」 包装紙はお菓子のステージ衣装 うさぎや「チャット」 尾張名古屋は菓子処 花桔梗「あんトースト最中」 誕生日の記憶 不二家「ペコちゃん焼」 旅情をかき立てる味 尾道ロバ牧場「ロバクッキー」 ふたつのホットケーキミックス 日東富士製粉「ホットケーキハイミックス」マリールゥ「パンケーキミックス」 おばあちゃんの最後の贈り物 池田食品「タマゴボーロ」 日本一早い朝おやつ 赤福本店「赤福餅」 クッキーとドリフ 長崎レデンプトリスチン修道院「クッキー缶」 古くて新しいレトロなお菓子 ルル メリー「4種のルルガトー」 宮崎の定番 わらべ「チーズ饅頭」 バラ模様の可憐なケーキ 田村町木村屋「バタークリームケーキ」 熱情が生んだ味 大地のおやつ「玄米の五平餅」 カステラには牛乳 越後家多齢堂「カステイラ」 笑顔になる甘味 秋田屋「はちみつDAYS」 愛猫ビドとの日々 稲豊園「招福猫子まんじゅう」 最後に食べたいお菓子 スワ「ミルクヨーカン」 中里「揚最中」 詩情に満ちた甘味 積奏「バターサンド」 世界一ロマンチックなお菓子 長﨑堂「クリスタルボンボン」 広島のバターケーキ 合歓「バターケーキ」 いつもの朝おやつ ミスタードーナツ「フレンチクルーラー」 私のトップアイドル しみずや「くまサブレ」 文章がうまく書ける薬 越乃雪本舗大和屋「文のたね」 甲斐みのり(かい・みのり) 文筆家。1976年静岡県生まれ。大阪芸術大学卒業後、数年を京都で過ごし、現在は東京にて活動。旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシックホテルや建築などを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書は『たべるたのしみ』『くらすたのしみ』『田辺のたのしみ』(ミルブックス)『日本全国 地元パン』『歩いて、食べる 京都のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)など約50 冊。『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)はドラマ「名建築で昼食を」(テレビ大阪)の原案に起用された。
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光の呪術史
¥2,090
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呪術を手に入れたいと思ったことはないでしょうか?呪術は、その歴史と理論をしっかり学び、真剣に取り組めば、マスターすることができます。本書では、古代から現代までの主な呪術の歴史と理論、12の呪術を紹介します。 目次 歴史:呪術の言葉 魔的思考 様々な呪術 アタルヴァ・ヴェーダ ギリシャ語呪術パピルス エメラルド・タブレット ヘルメス・トリスメギストスとヘルメス文書 キプリアヌスあるいは黒書 メルゼブルクの呪文 アングロ・サクソンの踏韻呪文 カルミナ・ガデリカ/理論:呪術をかける 四大元素 地をめぐる伝承 大気をめぐる伝承 火をめぐる伝承 水をめぐる伝承 星の呪術 満月、エスバト、呪術 神々、聖人、呪術 呪文を唱える 一年の輪 ユール インボルク オスタラ べルテイン リーザ ルーナサ メイボン サウィン/実践:最強の呪術ツール 魔法陣を描く 幸運と開運の呪術 恋愛の呪術 健康とヒーリングの呪術 加護の呪術
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サイエンス・フィクション大全
¥4,620
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「サイエンス・フィクション」と「サイエンス・ファクト」の関係について、科学者、キュレーター、現在作家など、著名な専門家たちが寄稿した、最も権威ある国際的な概説書。 未来を推測し、仮説を立て、不安を言語化し、未知の事柄を具象化しながら、想像の世界へと読者を誘うサイエンスフィクション。 科学を刺激し、科学から刺激を受けて発展してきたSFという広大なジャンルがこの1冊に凝縮されている。 本書ではサイエンスフィクションを5部構成で探査する。 サイボーグと人間、宇宙旅行、エイリアンとのコミュニケーション、遠い銀河、核戦争や気候変動によって左右される地球の未来。 20世紀半ばに生まれた名作に影響を与えた科学者たち、気象問題を取り上げた近年の作品が提唱する新しい生活と、 SF作品における科学とSF文化の進化を辿っていく。 チャーリー・ジェーン・アンダース、ヴァンダナ・シン、テイド・トンプソン、キム・スタンリー・ロビンスンと SF界を代表する現代作家たちへのインタビューが各章の終わりを飾る。 200点以上のイラストとともに世界的現象を強烈に提示する。 目次 サイエンス・フィクションの世界を想像する/人間と機械/宇宙の旅/コミュニケーションと言語/エイリアンと疎外感/不安と希望/参考文献
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BRUTUS 特集:大人になっても学びたい!
¥840
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No.994 CONTENTS features 018 なぜ、今リスキリングするべきなのか? 020 特集 大人になっても学びたい! 仕事で夢を叶える10のスキル 022 多様性時代のコミュニケーション術 —— 野口聡一 026 デザイン思考とアート思考。—— 箭内道彦 030 1億人を熱狂させるマネジメント論 —— 秋元 康 034 行動経済学から考える最強のセールスプロモーション —— 相良奈美香 038 超実践的「ブリコラージュ」外国語学習法 —— 高野秀行 042 地政学から近未来を予測するリスク管理スキル —— 八田百合 046 YES!と言わせる進化系「ハーバード流交渉術」—— 岩瀬大輔 050 ChatGPT以降の世界を生き抜くためのAIの教科書 —— 三宅陽一郎 × 吉浦康裕 054 ビジネス文書は、ラブレターのように書け! —— 柿内尚文 058 心を動かすマーケティング思考 —— 足立 光 063 PERSOL MIRAIZ BOOK リスキリングで未来を変える。 075 明日がわかる時事用語事典 086 仕事のお悩みに効く、処方薬的ビジネス本。 regulars 013 Et tu, Brute? 「イーロン・マスク」ほか 062 BRUTUS BACK ISSUES/定期購読募集 094 Brutus Best Bets 新製品情報 097 Brutus Best Beauty 注目のビューティ新製品 098 人間関係 709 写真/篠山紀信『思考のシーソー』細田佳央太、鈴鹿央士 100 BRUTUS WATCH ACADEMY 07 ブランパン 101 BRUTUSCOPE 「池松壮亮」ほか 112 BRUT@STYLE 511 学ぶ。 116 グルマン温故知新 625 co.flamingo/Arbre 118 みやげもん 399 天狗絵馬/次号予告 Kindle→https://amzn.to/48Igog1
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折坂悠太(歌)詞集『あなたは私と話した事があるだろうか』
¥1,980
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折坂悠太 (歌)詞集 『あなたは私と話した事があるだろうか』 2023年、活動10年を迎えるシンガーソングライターの折坂悠太が歌い続けてきた、62曲の(歌)詞集。 ライブでのみ披露している詞や未発表の新作詞、書き下ろしエッセイを含む、234P。 折坂の圧倒的個性は歌唱だけではない。 サブスクリプションで音楽を“聴き”、 ブックレットで歌詞を“見る”ことがなくなりつつある時代に、 “読む”テクスト=(歌)詞と向き合うものとして 折坂もうひとつの独創「(歌)詞」を読む。 ーーーーー 詞をまとめる作業は、長年使ってきた道具に手入れをするような感覚でした。 ひときれのパン、ナイフ、ランプ。生き抜くために、今一度持ち物チェック。 どうぞ私のかばんを開けて、私をかばんに忍ばせてください。 折坂悠太 ーーーーー <ためらいと抵抗の詞学> 折坂さんの強烈な個性である歌声や歌唱法、メロディやリズムといった”歌唱”の要素から離れた、もうひとつの独創、言葉=”(歌)詞”を私たちはどんな響きで読むでしょうか。 折坂さんは都合のいい言葉で私たちを安易な納得へと誘いません。言葉にできないものに対して、わかったような言葉で誤魔化すことをせず、目をそらさずに見つ続けるのです。熱狂に巻き込まれることなく傍観するのでもなく、淡々と熱く、ためらいながら、抗いながら、私たちの方を向いています。 折坂さんは私たちに何を話しかけようとしているのか。 歌に乗せて“聴く”だけの言葉ではない、読み、想像し、対話するものとしてこの(歌)詞集をつくりました。ひとり静かにこの本を開き、自分だけの読み方で時間を過ごしていただけたらうれしいです。 本書編集者:山口博之(good and son/WORDSWORTH) 書籍情報 出版社 WORDSWORTH(good and son) 価格 1,800円(税抜) 仕様 111×154mm/234P/上製本 編集 山口博之(good and son) デザイン 山田和寛+佐々木英子(nipponia) ISBN 9784991328107 発売日 2023年10月1日
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これが生活なのかしらん
¥1,650
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*サイン本は終了しました まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。 それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、それはもちろん自分の生活であるわけです。その自分の生活というものを、つまりは現実を、べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。 ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作! まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。
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〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす 正義の反対は別の正義か
¥2,420
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正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。 アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているかを検討。 ジョン・ロールズ、リチャード・ローティ、アイザイア・バーリン、ジュディス・シュクラー、アイリス・マリオン・ヤング、スタンリー・カヴェルなどの議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。 「正しさ」とはなにかを考えるうえで、わたしたち自身の〝ことばづかい〞を通して「正しいことば」をとらえなおす画期的論考。 目次 はじめに 序章○正しいことばの使い方 「正しいことば」はややこしい?◉ほんとうの意味を理解できなくても、正しく使うことはできる◉ことばを乗りこなすために◉ルールはあってもルールブックはない◉「会話を止めるな」 第I部◎「正義」というテクニック 1章○「正義」の模範運転とジョン・ロールズ アメリカ大統領選挙をとりまくことば◉「正しいことば」の帰還?◉ハリスの「正しいことば」◉バイデンが指し示した「理念」◉「正義」の凋落とジョン・ロールズの登場◉ロールズによる「正義」と「善」の区別◉「公正としての正義」◉「正しいことば」に息を吹きこむ 2章○「正義」の前提としての「公正」 アメリカの「正義」、再訪◉合意するための「場」◉みなでとりくむ「命がけの挑戦」◉現にともに生きているから、他者が気になる◉わたしたちは「適度な」正義を実現できる◉「全員にとっての利益」のための責務◉コロナ禍における「自粛」と公正◉「公正」は、思いやりや優しさではない 3章○道徳教育と「正しいことば」の危険運転 学校で学ぶ「正しいことば」◉「道徳」教科が掲げる目標◉公正とは「差別はよくない」ということ?◉道徳の延長線上にある「正義」◉法外な目標は「正しいことば」を空虚にする◉日本における「正義」の息苦しさ◉「道徳としての正義」と会話における事故◉会話の止め方――三つのタイプ 4章○「道徳としての正義」とトランプ現象 ドナルド・トランプと「正しいことば」◉トランプ現象を「予言」した哲学者◉なにが「予言」されたのか?◉「アイデンティティ・ポリティクス」の時代◉「マジョリティの怒り」を分節化する◉「感情」に火をつけたトランプ◉「当事者性のことば」と「正しいことば」 コラム1●「交差性(インターセクショナリティ)」が行き交う世界 第II部◎「正しいことば」のよりどころ 5章○「会話」を止めるとはどういうことか あらためて、ことばを「乗りこなす」とは◉ローティのいう「会話」とはなにか◉「議論」や「探求」よりも「会話」が先にある◉「会話の豊さ」を毀損する話法◉ローティ流の「会話」と「正しいことば」◉正しいことばの使い方が「会話」を豊かにする◉「論破」ゲームの陥穽◉「正しいことば」を使いわけるために 6章○「関心」をもつのはいいことか 積極的無関心のすすめ◉「関心」と「interest」◉「関心」をかき立てる想像力◉社会学的想像力の副作用、「過剰な」関心◉「無関心」としての「寛容」◉「関心」を理解し、乗りこなす 7章○「自由」を大切に使う 正しいことばとしての「自由」◉現実政治と対峙する哲学者バーリン◉バーリンが区別する二種類の自由◉「信教の自由」から考えるバーリンの自由論◉自由と寛容/不寛容◉「不寛容に対する寛容」は成り立つか◉「自由」ということばの陥穽と例外 8章○わたしたちの「残酷さ」と政治 なにから自由を守るのか?◉だれもが弱者であり、強者でありうる◉「善」ではなく「悪」についての一致◉なによりまず「残酷さ」を低減せよ◉「残酷さ」への着目の系譜◉わたしたちの「残酷さ」を直視する コラム2●だれも「中立」ではいられない 第III部◎「公正(フェアネス)」を乗りこなす 9章○理論的なだけでは「公正」たりえない 「残酷さ」への着目と「正義」の構想◉身体感覚としての「残酷さ」は相対的なのか?◉動物倫理と「文化・伝統」とのあいだの緊張◉あまりに「西洋的」でも、あまりに抽象的でもない◉ことばをもてないことの「残酷さ」◉理論的なことばだけでは足りない 10章○「公」と「私」をつらぬく正義 それでも「正義はよいものだ」と言うために◉社会において両立しえない複数の「善」◉理念が個人を殺戮するとき◉「まちがっていたくない」という怯懦◉「バザール」と「クラブ」◉比喩による「公/私」の整理とその限界◉バザールの「正義」◉わたしたちが生きる空間で響く複数の声 11章○「公正」というシステムの責任者 「公正としての正義」という仕組み◉「正義」とは構造の問題である◉「合理的配慮」の問題◉「配慮」ではなく「調節」◉ロールズの「正義」構想のデメリット◉問題は「構造的不正義」である◉「公正としての正義」を駆動させつづける責任 12章○正義をめぐって会話する「われわれ」 だれが「われわれ」なのか◉「正義をめぐる会話」への、届かぬ叫び◉黙らせ、不平等を正当化する「力」◉「憤激」と「ねたみ」◉だれが「力」を行使しているのか◉むすびにかえて あとがきにかえて 著者プロフィール 朱 喜哲 (チュ ヒチョル) (著) 1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象として扱っている。 共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。
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生活と怒号
¥880
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本屋メガホン発行のZINE第2号「生活と怒号」 「生活する自分と怒る自分のバランスのとり方」について、「無理せず我慢せず自分なりの抵抗の仕方で健康的に怒る方法を見つけること」などについて、本屋の運営やZINEの制作販売を通して考えたことをまとめた内容となります。 前作のZINE「透明人間さよなら」の制作と販売を自分で一からやってみて、自分の中にある違和感や怒りについて書き、綴じ、売るという一連の行為が、自分なりの抵抗の仕方として合っているなと感じたことが本書を書き始める一つのきっかけとなりました。 SNSで積極的に発言することも、大勢で集まって何かをすることも苦手な私にとって、自分のペースでじっくり思考を深め、自分なりの方法でそれを差し出し、共有することのできるZINEというメディアが持つおおらかさと自由さは、「健康的に怒る」ための手段として可能性があるなと感じています。本書を手に取った方が、自分なりの抵抗の手段を模索する手助けになれば嬉しいです。 「生活と怒号」 定価:880円(税込) 発行:本屋メガホン 判型:W200×H70mm 16ページ [内容] "差別や不条理に対して怒る自分と、それでも普段通り生活を続ける自分はどちらも自分だ。怒り担当、生活担当の二つの人格があれば便利だが、どちらも同一の自分が同時に引き受けなくてはならない。怒るにはそれなりにエネルギーが必要だし、怒りに振り回されて生活が疎かになっては元も子もない。怒る自分と生活する自分が乖離せず、ちょうどいい距離感を保つにはどうすればいいのか。本書では特に怒りや違和感について書く行為や、書いたものを綴じ、自分で売る行為を続けてみて感じたことを中心に考えてみたい。" ー「生活と怒号」より 社会的マイノリティについて書かれた本をメインに扱い、「小さな声を大きく届ける」ことをコンセプトに掲げる新刊書店「本屋メガホン」を運営する著者によるZINEの第2号。 自身もマイノリティとして生きる中でこれまで感じてきた違和感や、本屋を開業するきっかけなどについて書いた前作のZINE「透明人間さよなら」の制作・販売を通して考えたことを中心に書かれた今作は、「生活する自分と怒る自分のバランスのとり方」についてや「無理せず我慢せず自分なりの抵抗の仕方で健康的に怒る方法を見つけること」などについて、著者の実践と体感をもとに書かれた一冊です。 [目次] 生活と怒号 効率の悪い怒り方 当事者性一本槍 綴じる閉じない 生き方としての本屋 政治を拡大解釈する あとがき
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Swamp Journal vol.1
¥660
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小沼理によるZINEシリーズ『Swamp Journal(スワンプ・ジャーナル)』第1号。2023年6月25日からから7月11日まで、2週間とちょっとの日記です。新たなZINEを構想しながら、LGBT理解増進法に怒り、『TAR/ター』と『怪物』に戸惑い、散々迷ってウォーターボトルを購入する……そんな日々の記録です。6月末から7月にソウル・クィア・パレード参加のため韓国へ行ったので、その様子を写真で振り返ってもいます。 A6判32ページ、約1万4000字(ソウルの写真付き)。ちょっとした休憩時間や、夜眠る前に読み切ることができる分量です。 ★『Swamp Journal(スワンプ・ジャーナル)』について ライターの小沼理が不定期で発行するZINEシリーズ。著書『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)のような日記を中心に、様々なテキストをお届けします。 Swamp=沼、Journal=日記。自分の名前にひっかけただけですが、Swampには「難局」「困難な状況」という意味があるそう。それってこの時代のことじゃんと思い、今を記録するという意図も込めました。
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ケイン樹里安にふれる
¥1,320
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ケイン樹里安をとおして 未見の友へ 執筆者一覧 有國明弘 磯元メリッサ瑠奈 W.J.ライアン 上原健太郎 太田明日香 温又柔 かつしかけいた K.S.バーヌ 金村詩恩 栢木清吾 熊谷聡子 サトマキ 下地ローレンス吉孝 下地セシリア久子 福田千晶 藤見よいこ